スペインで11月11日(水)に予定されている24時間の全国ゼネストについて、マドリード州政府は最低限のサービス(servicios mínimos)を定め、6日付の州官報に掲載した。地下鉄は、現行の運行表を基準に、朝・昼・夕の混雑時間帯(7時30分〜9時30分、14時〜16時、18時〜20時、スペイン時間)は列車の80%、それ以外の時間帯は50%を最低限とする。市バスEMTは、地下鉄など他の交通手段と競合する路線網で終日40%、それ以外のEMT独自の路線網で終日50%。マドリードの近郊線セルカニアスやAVEなどの長距離列車は国の所管で、運輸省の最低サービスの一覧では6日16時50分ごろの時点で11日分を確認できない。地元紙によると、労組CCOOのマドリード組織などは「行き過ぎ」だと反発している。

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地下鉄は混雑時間帯に80%、市バスは40〜50%

最低サービスは、州政府が4日の閣議で決めた。州は10月23日にCCOO、UGTなどの各労組と協議したが、合意できなかったとしている。EMTの路線の区分と運行表は、州の担当部局が別に定める。

ライトレール(メトロ・リヘロ)とパルラの路面電車は、地下鉄と同じ混雑時間帯に50%、それ以外は45%。都市間バスと、マドリード市以外の市町村の市内バスは、運行開始から9時30分までが50%、それ以降が45%。南バスターミナル(エスタシオン・スル)は30%、スクールバスは60%、障害のある人や移動に制約のある人の送迎は90%と定めた。

病院・保健センター・学校

病院は、土日祝日の人員と当日に予定された当直を基本に、救急や集中治療、透析などの部門に人員を加える。ただし各管理単位の人員の35%を上限とした。保健センターは、家庭医が4人以上なら各勤務に家庭医2人と看護師2人、4人未満なら各1人。いずれも小児科医1人(配置がなければ家庭医)と事務1人を置く。学校には校長と教務主任を置き(どちらかが不在なら書記)、幼児教育(第2段階)と初等教育では子ども50人またはその端数ごとに教員1人。

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労組は反発、国の列車・航空便は一覧に未掲載

エル・ディアリオ・デ・マドリードによると、CCOOマドリードと公共サービス部門の連盟(FSC)は6日付の声明で、地下鉄やEMT、近郊線などの最低サービスの割合と条件を「行き過ぎ」だとして拒否する考えを、州の交通共同体(CRTM)に伝えた。最低サービスで走る車両を利用者が見分けられるよう、表示も求めている。

州の決定には、近郊線、長距離列車、空港・航空便の項目はない。エル・ペリオディコ・デ・エスパーニャによると、近郊線や長距離列車、国の所管の長距離バスは国が決める。運輸省の鉄道と航空の最低サービスの一覧では、6日16時50分ごろの時点で11日のゼネストの決定を確認できなかった。Renfeでは、運転士組合SEMAFが別に10日(火)に終日、12日(木)に部分的なストを予定している。SEMAFは5日の運輸相との初会合で進展はなかったとし、6日に再び協議するとしていた。6日の協議の結果は、16時50分ごろの時点で確認できていない。

旅行者は前日までに案内の確認を

ストは原則として11日0時から24時までだが、交代制の職場などでは、11日0時前に始まる勤務や24時を過ぎて終わる勤務も対象になりうる。実際に走る本数や時刻は各事業者が案内する。11日にマドリードで移動する人は、地下鉄、EMT、Renfe、航空会社の案内を前日までに確かめたい。カタルーニャ州の最低サービス、ゼネスト全体の予定、欠航時の払い戻しと補償は別の記事にまとめた。

出典:マドリード州官報(BOCM、11月6日付、4日の閣議決定)、El Periódico de España、El Diario de Madrid、運輸省(鉄道・航空の最低サービス一覧)、SEMAF。

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