スペインの運転士組合SEMAFは5日、11月17日(火)の鉄道ストに合わせて、Renfe、iryo、Ouigoなど8つの鉄道事業者の運転士に独自にストを呼びかけた。17日はインフラ管理会社Adifの労働者代表がストで合意しており、労組CCOOもiryoとOuigoに広げたと通信社EFEが報じた。SEMAFは同日、運輸省の事務を臨時に担うクエルポ経済相との初会合で「進展はなかった」とし、Renfeグループでの10日(火)の終日ストと12日(木)の部分ストも撤回していない。運輸省は6日に再びSEMAFと協議する。カタルーニャ州は10・12日について州内の近郊線・地域線の最低サービスを定めたが、ほかの地域の列車や17日の最低運行は6日未明の時点で確認できていない。
SEMAF、8社の運転士に呼びかけ
SEMAFは5日夜の声明(同日23時ごろ更新)で、RenfeとAdifの労働者代表による17日の共同のストに加わるのとは別に、業界の事業者を対象に独自のスト招集を出したと発表した。17日はRenfe、iryo、Ouigo、Transfesa、Continental Rail、Tracción Rail、Captrain、Medwayのすべての運転士に参加を呼びかけている。Renfeグループの運転士は10・12・17日、ほかの事業者の運転士は17日が対象となる。Europa Pressとカデナ・セルも同じ8社を報じた。届出の書面と、17日のSEMAF独自のストの時間帯は確認できていない。
SEMAFは、2026年2月9日に運輸省とRenfe、Adifの両社長と結んだ安全対策の合意が実行されていないと主張し、「具体的で実体があり、検証できる措置」が承認されない限り争議を止めないとしている。Renfeは10月、最初のストの予告を受けて、自社の約束は果たしたとし、権限外の24項目のうち17項目は実施済み、7項目も手続き中だと説明していた。
17日はAdifとRenfeの労働者代表も
EFEの報道によると、Adifの労働者代表委員会は3日に17日のストで合意し、Renfeの労働者代表委員会は4日、ストの前段階として労使の紛争を扱う委員会の開催を求めた。CCOO筋はEFEに、ほかの事業者にある同労組の支部も加わり、iryoとOuigoにストを広げたと説明した。16日(月)には国会前で集会を開き、18日(水)にはAdifの委員会が再び集まって次の対応を検討する。
10・12日のストとカタルーニャの最低サービス
SEMAFのRenfeグループでのストは、10日が終日、12日が6時20分〜9時20分、14時20分〜17時20分、21時20分〜23時20分(いずれもスペイン時間)。SEMAFは同じ5日、労働条件を巡るOuigoとの別の争議で、11月6・9日と12月4・8日に予定していたストを撤回したが、17日の呼びかけにはOuigoの運転士も含まれる。
カタルーニャ州政府は5日付の命令で、SEMAFなどが届け出た10・12日のストについて、州内のRenfeの近郊線ロダリエスと地域線の最低サービスを、スト中のうち朝6時〜9時30分と夕方17時〜20時30分のラッシュ時は通常の66%、それ以外の時間は33%と定めた。割合はサービスの必要に応じて不均等に配分でき、全体で定めた割合を超えない。列車を予約している人は、事業者からの通知と最新の案内を確かめたい。
関連記事:11日のゼネストでのカタルーニャ州の最低サービス、Adifの17日のスト、Ouigoのストの撤回、Renfeの10・12日のストの予告。
主な出典:SEMAF、Europa Press、カデナ・セル、EFE(elDiario.es掲載)、カタルーニャ州政府。

















