バルセロナの北東約30キロにあるマタローで4日朝、近郊鉄道ロダリエスのマタロー駅前の停留所に停まっていたバス会社サガレス(Sagalés)のバスから火が出て、車両が全焼した。通報は8時57分で、カタルーニャ州の消防が4隊で出動し、9時半ごろまでにほぼ消し止めた。バスには乗客5人と運転手が乗っていたが、全員が車外に出ており、けが人はいない。出火の原因は分かっていない。消火の間、駅前のマレスメ大通りは一時通行止めになった。地元紙カプグロスによると、マレスメ地方では2023年以降、今回のほかに少なくとも3件のバス火災が起きている。

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後部から火、乗客が運転手に知らせる

地元テレビ局tvmataróによると、バスはマタローと隣町アルジェントナを結ぶ便で、駅前の停留所に停まっているときに火が出た。乗客の1人が、エンジンのある車両の後部で小さな火が出ていると運転手に知らせたという。同局は、乗客がちょうど全員降りたところだったため、けが人が出なかったと伝え、バスは20分ほどで焼け落ちたとしている。RAC1とCOPEは、火が出たときに乗っていた乗客5人と運転手が、火が広がる直前に降りられたと伝えた。

地元紙カプグロスの速報によると、州消防の4隊が出動し、9時20分には炎が出なくなった。COPEとRAC1は、9時半ごろにはほぼ消し止められたと伝えた。カプグロスは速報では出火時に車内は無人だったと伝えたが、後の記事では、乗客5人と運転手が乗っていて、消防が着く前に全員が降りていたと伝えている。

この後の記事によると、州消防の広報担当者は、隊員が着いたときには「バスは全体が燃えていた」と説明した。広報担当者の説明では、バスはエンジンをかけたまま運行の開始を待っていた。目撃者の一部は後部から火が出たと話しているが、消防は確認できていない。消防は水で消火したあと、軽油が漏れていた場合に備えて泡を使い、広報担当者は「軽油の漏れはなかった」としている。乗客の1人はカプグロスに、運転手が「降りて、降りて、降りて」と声をかけ、乗客は走って外に出たと話した。乗客には高齢者や子どももいたという。火の勢いは強く、近くのヤシの木にも被害が及んだ。

マタローとアルジェントナを結ぶ路線

カプグロスによると、最初の情報では、燃えたのはマタローとアルジェントナを結ぶ554番の路線のバスとみられる。州政府の都市間バスで、サガレスが運行を受託している。同紙によると、サガレスは火災の状況や出火前の車両の状態についての同紙の質問に答えておらず、乗客を避難させる時間があり、けが人はいなかったと説明した。

現場では、マタロー市警察が駅前のマレスメ大通りを、ミケル・ビアダ広場のあたりで一時通行止めにした。カタルーニャ州警察(モソス)と救急(SEM)も出動した。エル・カソは、火はヤシの木にも及んだがそれ以上は広がらず、消火の後に通行も再開されたと伝えた。駅にいたロダリエスの利用者からは、ホームのすぐ近くで黒い煙が上がるのが見えたという。

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マレスメ地方で相次ぐバス火災

カプグロスによると、マタローを含むマレスメ地方では、近年もバスの火災が続いている。2025年7月には、バス会社モベンティスのバスが高速道路C-32で全焼し、運転手が煙を吸って手当てを受けた。2024年5月には、マタローとバルセロナを結ぶ急行バスがマタロー市内のプレジデント・イルラ環状道路で全焼し、乗客は避難していた。2023年8月には、マタロー病院の前で都市間バスが燃えた。

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