スペインの鉄道インフラ管理会社Adifの労働者代表委員会が、11月17日に24時間のストを行う方針に全会一致で合意した。鉄道部門の労組CCOOとUGTがそれぞれ発表した。前日の16日にはマドリードの国会前で集会も予定する。ウルダの列車事故を受け、安全対策や鉄道の運営体制の見直しを求める動きだ。正式な届出の現状、当日の最低運行や運休列車は確認できていない。列車を予約している人は、利用する事業者の最新案内を確かめたい。

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Adifの委員会が一致、Renfe側の扱いには報道差

Adifは線路や駅などの鉄道インフラを管理する公的企業だ。CCOOは、Adifの委員会に代表を出すすべての組合が、16日の集会と17日の24時間ストで合意したと説明している。UGTも4日に掲載した声明で同じ日程と全会一致を確認した。事故の後、両組合は安全を優先し、要員や運営上の問題に対処する必要があると訴えている。

一方、実際の手続きの段階には注意が必要だ。通信社EFEは3日、委員会の合意を伝える一方、ストはその時点では正式に呼びかけられていないと報じた。メルカ2も4日、正式な登録はまだだと報道した。その後の届出の状況は確認できていない。CCOOは旅客列車を運行するRenfeグループの労組にも参加を期待していた。UGTの3日付声明ではRenfeの委員会の承認待ちだったが、ラ・レヒオンは同日、両社の委員会が合意したと報じた。テレマドリードも4日夜、Renfeの委員会が17日のストに合意したと報道した。Renfeの労働者代表側の最新の決定と対象範囲は一次資料では確認できていない。

UGTによると、Renfeでは5日に労使の紛争を扱う委員会が開かれる予定。運輸省の通常事務を担うクエルポ経済相も同日、鉄道部門の労組代表と会う予定だと4日にテレビで述べた。政府は3日、管制センターの人員強化や労働条件の改善を含む安全対策を発表している。実施状況や効果は確認できていない。

17日の動きは、Renfe運転士組合SEMAFが予定する10日と12日のストや、11日の全国ゼネストとは別の日程だ。17日のストに伴う最低運行や個別列車の運休は、5日午前6時47分ごろの確認時点では把握できていない。

日本の読者への解説

スペインでは線路や駅などを管理するAdifと、旅客列車を運行するRenfeなどの事業者が分かれている。線路側のストは複数の事業者の列車に影響し得るが、実際にどの路線や列車に影響するかは今後の最低運行や各社の案内を待つ必要がある。17日に移動予定がある場合は、予約した事業者からの通知を確認したい。予定は交渉などで変わる可能性もある。

出典:CCOO鉄道部門、UGTの4日掲載声明、UGTのRenfe向け声明、EFE、メルカ2、ラ・レヒオン、テレマドリード、RTVE、首相府。

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