スペインでは4日(水)、教育と医療でストが重なった。マドリード州では、州内の公立6大学で5日までの2日間のストが始まり、学生や教職員が、10月14日から無期限ストを続ける小中高などの教員と合流して、正午ごろから市中心部をデモ行進した。マドリード州の医師も、列車事故で先週取りやめたストを再開し、7日朝8時までの72時間のストに入った。カスティーリャ・イ・レオン州では、労組CCOOとUGTが大学以外の公立の教育機関の教員にストを呼びかけた。州教育部は13時時点の参加率を6.89%と発表し、労組側は60%との推計を示している。グラナダの地下鉄とセゴビアの市バスでも、時間を区切った部分ストの日程に当たっている。

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マドリード:公立6大学でスト、学校の教員と合同デモ

対象はコンプルテンセ大学、アウトノマ大学、ポリテクニカ大学、カルロス3世大学、レイ・フアン・カルロス大学、アルカラ大学。6大学の「公立大学を守る調整会」が学生と教職員にストを呼びかけ、コンプルテンセ大学のCCOO支部によると、その提案を受けて労組のCCOO、CGT、CNT、UGTが教職員にストを呼びかけた。地元紙マドリディアリオによると、大学が閉まるわけでも授業がすべて休みになるわけでもなく、影響は大学や学部ごとに違う。学生は大学や教員の案内を確かめるよう求められている。

エウロパ・プレスによると、デモは当初、社会労働党(PSOE)の本部があるフェラス通りから出る予定だった。労組の説明では、政府代表部がそこからの出発を認めなかったため、約300メートル離れたマルケス・デ・ウルキホ通りに出発点を移した。正午前に、教育の公立を訴える緑のシャツの教員らで通りが埋まり、大学都市(シウダー・ウニベルシタリア)から来た行進と合流して、国民党(PP)の本部があるジェノバ通りに向かった。参加者は、州の教育・科学・大学担当相メルセデス・サルサレホ氏に「すぐに」交渉の席に着くよう求めた。

呼びかけた側は、州の公立大学への支出が州内総生産の約0.4%にとどまり、全国平均の0.75%も下回ると訴えている。大学組織法(LOSU)は、国と州と大学が、全国の公立大学への公的支出を国内総生産の1%以上にする目標を共有すると定めている。州と6大学の学長が2031年までの148億ユーロの複数年の財政で合意したことについても、問題の解決にならないとしている。キャンパスでの警察の監視が強まっているとも批判している。州のミゲル・アンヘル・ガルシア・マルティン大統領府担当相は4日の閣議後の会見で、大学の財政は「過去最高」だとして、このストを「政治的なストだ」と述べた。

5日は、キャンパスの外で授業や活動をする「街に出る大学」、州教育部前での集会、ソフィア王妃芸術センター前での集まりが予定されている。夕方にはアトーチャから教育の各段階の合同デモがある。CCOO支部の案内では17時30分にアトーチャを出てソル広場に向かうが、4日のマドリディアリオは18時発と伝え、3日の同紙は行き先を州教育部としていた。参加する場合は主催者の最新の案内を確かめたい。

学校の教員の無期限ストは4週目

幼稚園から小中学校、高校、職業訓練(FP)までの公立学校の教員の無期限ストは、10月14日に始まり、3日に4週目に入った。マドリディアリオによると、3日の参加率は、呼びかけた側の発表で40%、州の発表で6.4%と大きく食い違っている。同日朝には、教員100人以上がトレド方面への高速道路A-42を約40分間ふさいだ。

教員側は、週の授業時間を中学・高校・FPで17コマ、小学校で22コマに減らすこと、学級の人数を減らすこと、月600ユーロの賃上げなどを求めている。サルサレホ氏は3日、州として要求を試算した結果「まったく受け入れられない」と述べ、教育制度の「破綻」につながる合意はできないとした。大学のストは、学校の教員の無期限ストとは別の呼びかけだ。

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マドリードの医師、72時間のストを再開

マドリード州の医師のストは、医師の労組Amytsなど5団体でつくるスト委員会が呼びかけている。10月28日から予定していた連続ストのうち、29日と30日は、ウルダの列車事故の犠牲者に配慮して取りやめていた。エウロパ・プレスによると、今回のストは4日朝8時から7日(土)朝8時までの72時間で、この後も11月18日8時〜21日8時、12月9日8時〜12日8時に予定されている。対象は、診療所や病院、救急の医師、研修医などで、州保健サービス(Sermas)とつながるフンダシオン・ヒメネス・ディアス病院なども含まれる。

医師らは4日、州保健部のあるアドゥアナ通りで抗議し、下院まで行進した。Amytsのアンヘラ・エルナンデス書記長は、州は医師の勤務条件の「85〜90%」に責任を負うのに、紛争が始まってから保健担当相本人はスト委員会と一度も会っていないと批判した。一方、ファティマ・マトゥテ保健担当相は4日、要求の「90%はすでに認めている」と述べ、「話を聞かない、会わないというのはうそだ」として、3日にも会合があったと説明した。この会合の出席者は報道からは分からない。州保健部は、4日の参加率を病院で3.5%、診療所などのプライマリケアで0.5%としている。予約していた診察や手術の扱いは、医療機関に確かめたい。

カスティーリャ・イ・レオン:大学以外の公立の教育機関で教員スト

カスティーリャ・イ・レオン州では、CCOOとUGTが、小中高や職業訓練など大学以外の公立の教育機関の教員約3万人にストを呼びかけた。エル・ディアリオによると、州と前回の合意を結んだCSIF、ANPE、Stecylの3労組は、このストを支持していない。州教育部は、13時までの集計で参加率を6.89%と発表した。県別ではレオンの10.09%が最も高く、ブルゴス9.58%、アビラ7.22%と続き、サモラは2.80%だった。最低限の業務は問題なく保たれたという。一方、地元紙パレンシア・エン・ラ・レッドによると、UGTのパレンシアの担当者は、州全体で教員の60%がストに参加したとの推計を示した。

ディアリオ・デ・バリャドリードによると、バリャドリードでは教員や組合代表約500人が州教育部の県事務所の前に集まった。両労組は、給与、学級の人数、事務の負担、施設、55歳以上の教員や担任の扱い、臨時採用の教員の条件などで、州に「本当の」解決を求めた。担任への手当(今年は月20ユーロ)は「侮辱だ」と批判した。CCOOの州教育部門のホセ・アントニオ・アレグレ書記長は、参加率の確定した数字はまだないとしたうえで、州が交渉に応じなければ抗議をさらに強めると述べた。

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グラナダの地下鉄とセゴビアの市バス

グラナダの地下鉄では、労働協約の交渉をめぐり、従業員委員会が1月上旬まで部分ストと終日ストの日程を組んでおり、4日も部分ストの日に当たる。委員会によると、10月30日の初日は最低限のサービスが60%に設定されていた。4日の時間帯と最低限のサービスは確認できていない。セゴビアの市バスは、市の発表によると、4日は8時〜11時30分と13時〜16時が部分ストの時間で、路線によっては本数が減ったり、走らなかったりする。

11月11日(水)には、全国ゼネストが予定されている。11月〜12月上旬のスト・デモの予定は11月2日時点の一覧に、日ごとの予定はストライキカレンダーにまとめている。予定は変わることがあるため、出かける前に事業者や主催者の最新の案内を確かめたい。

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