マドリード州アルカラ・デ・エナレスの考古学・古生物学博物館で、約1万6000年前の狩猟採集民の暮らしを出土品から紹介する無料展示が開かれている。エル・ベジョンの遺跡「アブリゴ・デル・モンテ」を扱い、10月1日に始まった。博物館は2027年10月1日までの予定で、定員に達するまで無料で入れると案内している。

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石器や装身具からたどる暮らし

展示は、マドリード州北部のエル・ベジョンにある岩陰の遺跡を取り上げる。博物館によると、最後の氷期の終わりごろ、現在より寒い景観の中で、狩猟や採集を行う人々がこの場所を利用していた。展示は遺跡そのものではなく、調査で見つかった品々を博物館で紹介するものだ。

会場には、小型の石器や骨を加工した道具、身に着ける飾りなどが並ぶ。石器には火打ち石や水晶で作られたものがある。スペインのラジオ局カデナSERが取材した博物館の保存・研究責任者は、当時の人々が水や獲物などの資源を求めて移動していたと説明している。

展示品には、穴を開けたキツネの犬歯4本や、狩猟の際に投げる武器として使われた可能性のある細長い先端部が含まれる。道具だけでなく装身具も見ることで、食料を得る手段と身を飾る習慣の両方に触れられる。

博物館は、この遺跡で寒冷な環境に生息する小動物の痕跡も見つかっていると紹介する。展示に合わせ、遺跡と研究成果について専門家が執筆した一般向けの本も刊行した。マドリード州内の遺跡の発見を紹介する同館の小規模展示シリーズの一つだ。

訪問前に会期と開館を確認

会場はアルカラ・デ・エナレスのベルナルダス広場にある州立考古学・古生物学博物館。入場は無料で、定員がある。博物館の展示案内は2027年10月1日までの予定としている。開館時間や臨時休館は訪問前に確認したい。

博物館の案内では火曜から土曜は11〜19時、日曜・祝日は11〜15時に見学でき、月曜は休館。12月24・25・31日と1月1日も休館日だ。祝日は閉館が早いため、移動時間も考えて計画したい。

同じ博物館では、剣歯ネコを取り上げた展示の会期延長も案内されている。詳しくは関連記事を参照。

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日本の読者への解説

アルカラ・デ・エナレスはマドリード州内の都市で、遺跡のあるエル・ベジョンとは別の場所だ。今回の展示は、岩陰に残された道具や装身具を通して、はるか昔の人々の生活を考える企画となっている。見学予定を立てる際は、無料でも定員があることや休館日に注意したい。

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