10月24日にバルセロナ中心部で略奪や放火が起きたのと同じ「Blocus(ブロキュス、封鎖)」の名を使った2度目の呼びかけの日となった31日(土)、20時40分ごろまでに確認できた地元紙の報道では、市中心部で略奪や放火などの騒乱は伝えられていない。カタルーニャ州警察(モッソス・ダスクアドラ)は騒乱リスクを4段階で最も高い「レベル4」と評価し、地元紙エル・ナシオナルによると、市警察と合わせて700人を超える警察官を投入した。警察は19時半ごろまでに約1,000人の身元を確認し、騒乱に使われうる物の押収も進めた。凱旋門近くの17時の呼びかけには18時すぎの時点で参加者が現れず、20時の呼びかけ先だったグラシア通りのカサ・ミラ前も20時24分の時点で平穏だった。コルボニ市長は20時半すぎの会見で、先週のような暴力は繰り返されていないと評価した。ただし夜はまだ続く。31日はハロウィーンで、21時からはFCバルセロナのホーム戦もある。

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呼びかけのあった場所の様子

地元紙のライブ報道などによると、各地点の様子は次のとおり。いずれも31日20時45分(スペイン時間)までに確認できた情報で、集まった人数は報じられていない。

呼びかけ確認できた様子
カタルーニャ広場(17時)警察が周辺で検問と持ち物検査。エル・パイスによると、州警察が広場で把握した呼びかけへの参加者は少数だった(17時57分の報道)
リュイス・コンパニス通り(凱旋門の近く、17時)18時13分の時点で参加者は現れず。18時すぎに警戒態勢を縮小
グラシア通りのカサ・ミラ前(20時)20時24分の時点で平穏。建物の低層部を守る作業が行われていた

警察の暫定的な数字では、身元を確認した人は18時44分の報道で450人、19時46分の報道で約1,000人に増えた。押収については、エル・ナシオナルが行政上の調書63件、地元局ベテベが押収物63点と伝えており、数え方が報道によって異なる。警察は身元確認の際に、別の件で手配されていた1人を拘束した。当初の情報では、Blocusとは関係がないという。州警察はパウ・クラリス通りに拘束者を受け入れる臨時の拠点を設けた。両警察が使え、拘束された人は身体検査や、必要なら応急手当てを受けてから警察署へ移される。

このほか、15時ごろにアリバウ通りとコルセガ通りの交差点で、ごみ容器3個が燃えたとベテベが報じた。原因やBlocusとの関係は分かっていない。SNSには、武器を持った集団が中心部に入ったという書き込みも出回ったが、エル・ナシオナルは警察による確認はないと伝えている。

地元紙ラ・バングアルディアなどによると、コルボニ市長は20時半すぎに市警察の本部で会見し、先週のような暴力は繰り返されていないと評価した。予防と計画、調整に膨大な作業を重ねてきたと強調し、重大な事件が起きていない理由として、保護者への呼びかけや警察どうしの連携、直近の拘束を挙げた。イリャ州首相とパルロン州内務相の対応にも触れ、夜のあいだも警備を続けるとした。

地下鉄の出入り口や路線バスにも影響

交通局TMBの16時45分の案内では、地下鉄は全線が運行していた。ただし、ウルキナオナ駅ではL1に直接入る出入り口がすべて閉じられ(L4側から乗り換え通路で入れる)、グラシア通り駅でもL3に直接入る出入り口が閉じられた。カタルーニャ駅やサンツ駅などでも一部の出入り口が閉じられ、警察が主な入り口で検査している。凱旋門駅でも一部の出入り口が閉鎖された。19時13分の報道によると、路線バスはV17・39・47がパウ・クラリス通りで迂回して4つの停留所を休止し、D50・V19・6・19もサン・ジュアン通りとモセン・ジャシント・ベルダゲル広場の交差点の停留所を通過していた。観光バスのバス・トゥリスティックは17時で運行を終えた。市のシェアサイクルBicingも、運営側の30日付の告知によると、31日は一部のステーションを一時的に使えなくし、11月1日8時から13時半にかけて段階的に再開する予定だ。再開は当局の指示しだいで、状態は専用アプリのSMOUで確かめるよう求めている。状況は変わりうるため、利用前にTMBの最新の案内を確かめたい。

中心部の商店では、窓を板で覆ったり、商品を店の奥に移したりする店が目立ち、15時や17時に早じまいした店もある。一方で、通常どおり営業する店もあった。

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州内外でも警戒、捜査は続く

州内ではリェイダの中心部で一部の店が早じまいしたり窓を守ったりし、イグアラダでも臨時の警備態勢が敷かれた。州外でも、バレンシアで店舗の板張りや早じまいが報じられ、ビルバオやサン・セバスティアンでも商店が予防策を取った。バレンシアでは、17時半に呼びかけのあった闘牛場前で参加者とみられる人は見られなかったとエル・パイスが報じた。ほかの町や、その後の状況は確認できていない。

捜査も続いている。州警察は31日昼、24日の騒乱に関連して、カブレラ・ダノイアで21歳の男を拘束した。参加者の連絡グループの管理や扇動に関わった疑いで、州内で4人目の拘束となる。バレンシア州では、アルファファルで拘束された18歳の男と、当局が国内の「Blocus」の創設者とみるピカーニャで拘束された男について、裁判所が保釈を認めない勾留を命じた。イリャ州首相は31日、略奪に来る者は裁きを受けると警告する一方、誰も出自を理由に有罪とされるわけではないとも投稿した。

24日の騒乱の拘束者数は、25日朝の州警察の発表では128人、28日の州議会での警察幹部の説明では133人で、その後の報道にも差がある。31日の呼びかけの内容と警備計画は31日に再び「Blocus」の呼びかけ、州警察が最大規模の警備態勢に、30日時点で報じられた各地の摘発はBlocus関連で約10人逮捕と報道に、24日の被害は拘束128人、被害23店舗の朝の集計にまとめている。この記事は31日20時45分(スペイン時間)時点の情報で、夜の最終的な集計がまとまれば続報で伝える。

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