スペイン南部マラガのピカソ美術館で、エドヴァルド・ムンクとパブロ・ピカソの作品を並べる企画展「Munch-Picasso」の一般公開は、10月30日から2027年2月28日までの予定と案内されている。絵画や版画、素描を約100点集め、愛や孤独、死など二人に共通するテーマをたどる。29日には関係者向けの内覧が行われた。
作品を並べて共通するテーマを探る
美術館によると、展示は二つの階に分かれ、二人がそれぞれ描いた感情や人間の姿を主題ごとに紹介する。ムンク美術館とアルミーヌ・イ・ベルナール・ルイス=ピカソ財団が協力している。
スペイン紙エル・パイスは、内覧された展示には104点があり、ピカソの「画家とモデル」とムンクの「芸術家とそのモデル」などを見比べられると報じた。同紙によると、ムンクの代表作「叫び」の4つのバージョンは今回の会場には来ていない。
同紙は、会場で自画像や風景、病気と死などを扱う作品が主題ごとに並ぶと紹介している。二人の作品をそばに配置し、描き方の違いと共通点を探す展示だ。
通信社EFEによると、展示の企画者パロマ・アラルコ氏は、二人の作風や技法は異なる一方、共通の関心が多いと説明した。作品の比較を通じ、それぞれの表現を別の角度から見る構成だ。同通信は、ノルウェーのオスロにあるムンク美術館からも30点近くが貸し出されたと伝えている。
マラガの別の施設、ピカソ生家美術館も、ピカソの版画2点をこの展示に貸し出したと案内している。館外のコレクションも含めて作品が集められている。
日本の読者への解説
会場はマラガの旧市街にあるブエナビスタ宮殿、サン・アグスティン通り8番。美術館の一般案内では、入場券は13ユーロ、割引券は11ユーロで、日曜日は閉館前の2時間が無料となる。窓口は閉館30分前に終了する。これらの料金や無料枠の企画展への適用、空き状況は確認できていないため、訪問前に美術館の最新案内と券売画面で確かめたい。
開館時間は季節や特別な日に変わることがある。日曜の無料時間に足を運ぶ場合も、その日の開館時刻を確認し、閉館までに作品を見る時間を確保しておきたい。展示が二つの階にわたる点も、見学時間を考える際の目安になる。
美術館は券をオンラインで販売し、売り切れの場合も混雑の少ない時間には窓口で購入できることがあると案内している。10月30日の実際の一般入場や、その後の会期変更は確認できていない。
スペインの美術展では、マドリードで開かれるフェルメールの作品を紹介する展示も取り上げている。















