スペイン北部サン・セバスティアンのサン・テルモ美術館で、映画監督イサベル・コイシェのコラージュ展「ラ・ディシプリナ・デル・カオス(混沌の規律)」が11月1日まで無料で開かれている。9月11日に始まった展覧会の最終週で、会場はラボラトリオ室。月曜休館のため、これから訪れるなら10月27日火曜以降となる。映画と並行して制作してきた作品を、入場料を払わずに見られる企画だ。

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写真や紙片を組み合わせた、映画とは別の表現

市の文化機関ドノスティア・クルトゥラの案内によると、展示されるのは手作業とデジタルの技法によるコラージュ。写真、切り抜き、文章、拾った物などを組み合わせ、個人の記憶や別の人の人生の断片、異なる背景を持つイメージを一つの画面に重ねている。主催は美術館で、サン・セバスティアン映画祭が協力する。

開幕時に会場写真付きで紹介した地元メディア「ドノスティティク」は、60点を超える作品がローマ、ニューヨーク、フランスのモントリューで作られたと伝えた。2025年にマドリードのティッセン=ボルネミッサ美術館で紹介された企画に、新しい作品を加えたものだ。今回が全作品の初公開というわけではない。

通信社EFEの会場報道では、コイシェは絵を描けなかったことが映画やコラージュにつながったと説明した。作品に添える言葉も大切にしているという。映画の上映予定を集めた催しではなく、監督が映画制作とは別に続けてきた、静止したイメージの表現を紹介する展示となっている。

無料展と美術館全体の料金を分けて確認

この展覧会は会期中、入場無料と案内されている。美術館全体には別の入場料金があり、公式の料金表では一般10ユーロ、火曜は全ての来館者が無料。コイシェ展だけを見るために、火曜の無料日を待つ必要はない。

日程開館時間の目安
10月27〜31日10〜20時
11月1日・会期最終日通常開館10〜19時。展示の終了時刻は要確認

ただし、市の展覧会個別ページは会期全体を10〜20時と表示する一方、美術館の現行の開館案内と2026〜27年の案内は11月から19時閉館としている。最終日は表示に差があるため、遅い時間の来館は避け、展示の終了時刻は美術館へ直接確認したい。特別な延長開館があるとは確認できていない。

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日本の読者への解説

映画祭に関連した展示でも、映画祭の開催期間と展示の会期は別に設定されている。今回のように秋の旅行中に無料で鑑賞できる企画もある。予定を立てる際は、展示の終了日、個別展示の料金、美術館全体の料金を分けて見るとよい。同じ街で11月に予定される無料の水中映画祭の案内も、別の日程・会場の催しとして確認しておきたい。

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