バルセロナのギャラリー「ヴィラ・アレグレ」で、フランス人写真家ジャック・レオナールが捉えた街の日常を紹介する展覧会「未公開のバルセロナ、1950年代」が開かれている。会期は11月19日まで。州文化局の案内では火・水・木曜の16〜19時に公開され、地元誌Time Outは入場無料と紹介している。次の公開日は10月27日(火)。会場はビア・アウグスタ通り175番地にある。
ネガからよみがえる、街で過ごす時間
展示の現地名は「Jacques Léonard: Barcelona inèdita, anys 50」。10月21日に始まった写真展で、レオナールの保存ネガから掘り起こされた、あまり知られていない作品を集める。州文化局によると、未公開だった写真も含まれ、作者の仕事を別の角度から見直す内容になっている。
レオナールはバルセロナのロマの人々の暮らしを記録した作品で知られる。今回は街を歩きながら捉えた日常にも光を当てる。著名な建築を眺める観光とは異なり、そこに暮らす人のしぐさや、人と人の距離から過去の街をたどる展示だ。
Time Outが挙げる舞台は、ランブラス通り、ディアゴナル大通り、海沿いの遊歩道、ティビダボ。散歩する人、会話を交わす人、遊園地で余暇を楽しむ人などの姿が写されている。同誌は1950〜60年代の写真を通じて、公共空間や自由時間の過ごし方が変わる街を読み取れると紹介している。
今週は27〜29日、各日16〜19時
| 項目 | 案内 |
|---|---|
| 会期 | 10月21日〜11月19日 |
| 公開日時 | 火・水・木曜16〜19時 |
| 会場 | ヴィラ・アレグレ、ビア・アウグスタ通り175番地 |
| 入場料 | 無料(Time Outの案内) |
今週、通常の公開時間に訪れるなら27日、28日、29日の午後が対象となる。会期中でも毎日公開される案内ではないため、旅行日程と曜日を合わせておきたい。Time Outは最寄りの交通として、カタルーニャ公営鉄道FGCのムンタネール駅を挙げている。
州文化局は作品の販売もあると案内している。無料なのは展覧会の入場であり、写真作品を無料で配る企画ではない。展示の全作品が初公開という意味でもなく、既に知られた写真家のアーカイブから、これまで見えにくかった一面を紹介する機会と捉えたい。
日本の読者への解説
現地語の「inèdita」は未公開・未発表を意味する。題名の「1950年代」は展示の入口だが、紹介記事は60年代の場面にも触れている。現在の街並みと同じ場所を探すだけでなく、人々が道や広場でどう時間を過ごしたかに注目すると、写真の見方も広がる。別会場で開催中の「空と写真」の無料展は11月1日までで、会場・開館時間を取り違えないようにしたい。













