スペイン北部パレンシアの県立文化センターで、女性が選挙で投票する権利を獲得するまでの歩みをたどる展覧会「ラ・コンキスタ・デル・ボト」が11月2日まで無料で開かれている。10月5日に開幕した展示の会期末に合わせ、27日19時には女性の教育をテーマにした講演、29日19時には学芸担当者による見学が予定されている。展示は月〜土曜が午前・午後、日曜・祝日は午前のみの公開となる。

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投票箱や新聞など、当時の資料76点

主催はパレンシア県と財団FUNDOS。展覧会の副題は「自由になる勇気を」。主催者によると、憲法史の収集家ビクトル・ミゲレス氏のコレクションから、FUNDOSの文書館に寄託されている原資料76点を展示する。歴史を年表だけで追うのではなく、投票箱、憲法の刊本、新聞、雑誌、ポスター、絵はがきなどから女性参政権の歩みを見る構成だ。

展示を写真付きで紹介した地元メディア「スエナ・パレンシア」のラウラ・ブロン記者によると、会場では米国や英国の参政権運動を経て、スペインの1931年の議論や1933年の選挙を取り上げる。憲法の条文だけでなく、当時の人々が読んだ出版物や運動の資料も並び、権利を求める動きを具体的な品々からたどれる。

県の案内は、1812年憲法にまつわる化粧用コンパクトや1931年のスペイン共和国憲法の刊本も紹介している。政治・憲法の資料と日常の品が同じ展示に並ぶ点も、この企画の特徴となっている。

27日は教育の講演、29日は展示見学

通常の展示時間は月〜土曜11〜14時と17〜21時、日曜・祝日は11〜14時。午後の時間帯がある日も、14〜17時は公開時間に含まれていない。会期最終日の11月2日まで見られるが、日曜・祝日の午前のみという区分にも注意したい。

27日19時の講演は、マドリード・コンプルテンセ大学のサラ・ラモス・サモラ氏が担当。「女性の歴史と記憶、教育における抵抗と前進」を扱い、県立文化センターの講堂で開く予定だ。29日19時には、展示を監修するミゲレス氏が会場を案内する。展示の無料入場と関連企画の参加条件は分けて考え、参加前に主催者の案内を確かめたい。

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日本の読者への解説

これは26日に新たに開幕する催しではなく、開催中の無料展を会期末に紹介するものだ。旅行日程に組み込む場合は、一般展示の開館時間と19時開始の関連企画を区別すると予定を立てやすい。入場無料という案内だけで予約不要や全企画への参加を保証するものではない。年末の旅程を検討する際は、スペインの年末年始旅行ガイドも参照できる。

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