スペインの鉄道会社Renfeは10月26日、運転士労組SEMAFが29日(木)に予定する24時間ストに伴う最低運行を公表した。高速鉄道・長距離は通常の73%、中距離は平均65%。全国向け案内の近郊列車はピーク時75%、それ以外50%だが、カタルーニャのロダリエスと地域列車は別に66%・33%が適用される。旅行予定の人は、割合だけで判断せず利用する便の案内を確認したい。
列車の種類で異なる最低運行
Renfeによると、最低運行は運輸・持続可能なモビリティー省が定めた。通信社Servimediaも26日、省が29日のストに備えて最低運行を設定したと報じた。ストはSEMAFが16日に告知し、Renfeグループ各社の運転職員を対象に、29日0時1分から23時59分まで予定されている。時刻はすべて現地時間。
Renfeの全国向け案内と、カタルーニャ州政府の26日付案内を分けると、次のようになる。
| 対象 | 時間帯・条件 | 最低運行 |
|---|---|---|
| Renfe高速鉄道・長距離 | 全国向け案内 | 73% |
| Renfe中距離 | 全国向け案内 | 平均65% |
| Renfe近郊列車 | 6〜9時、13時30分〜15時30分、18時30分〜20時30分 | 75% |
| Renfe近郊列車 | 上記以外 | 50% |
| カタルーニャのロダリエス・地域列車 | 6〜9時30分、17〜20時30分 | 66% |
| カタルーニャのロダリエス・地域列車 | 上記以外 | 33% |
高速鉄道・長距離の73%は、州政府の案内でも一致する。一方、近郊・地域列車の割合やピーク時間は全国向け案内と異なるため、バルセロナ周辺の移動に75%・50%をそのまま当てはめないよう注意が必要だ。
割合は個々の便の運行保証ではない
Renfeは、最低運行に指定された列車の運行を保証すると説明している。これは予約した列車がすべて走るという意味ではない。州政府も、ロダリエスと地域列車の運行割合は、必要に応じて不均等に配分できるとしている。
したがって「66%だから各路線で同じ間隔で来る」「73%だから自分の予約便も走る」とは判断できない。本記事は運行割合の整理であり、便別の運休・変更一覧ではない。航空便や別の列車への乗り継ぎがある場合も、利用便を個別に確認し、移動時間に余裕を持たせたい。
日本の読者への解説
今回のストはこれからの予定であり、29日の全列車運休が決まったという発表ではない。また、この発表はRenfeグループを対象とし、他社の高速鉄道の運行まで示すものではない。切符を確認する際は、出発時刻だけでなく運行会社と列車の種類も見ておきたい。
カタルーニャの割合と時間帯は、先に報じたロダリエスの最低運行の記事でも整理している。今回の新情報は、26日にRenfeが公表した全国向けの最低運行だ。今後の利用判断は、会社の便別案内や予約に届く通知も合わせて行いたい。













