カタルーニャの医師労組メッジェス・デ・カタルーニャ(MC)は、10月28日(水)から医師らの無期限ストを予定している。労組は23日、初日にバルセロナでデモを行うと告知した。全国規模のストが延期された後も、州内の呼びかけは維持されている。診療の負担軽減や勤務条件の改善を求める行動で、開始前の段階だ。受診予約がある人は、すべて休診になると決めつけず、予約先の案内を確認したい。
28日朝9時、ディアゴナル通りに集合予定
MCの23日の発表によると、デモの集合は28日午前9時。ディアゴナル通りとドクトール・マラニョン通りの交差点で、地下鉄ゾナ・ウニベルシタリア(Zona Universitària)駅付近となる。この時刻はデモの集合時刻であり、ストの開始時刻を示すものではない。
行進はディアゴナル通りからグラン・ビア・デ・カルラス3世通りを経て、トラベセラ・デ・ラス・コルツ通りへ進み、州保健局のあるマテルニタットの施設群を目指す。到着後はアベ・マリア棟前で声明を読み上げる計画だ。参加人数や当日の道路規制は、この告知からは分からない。
全国の延期と、州内のストは別
MCは7日の声明で、総選挙の発表と国会解散を受けても州内の無期限ストを維持すると説明した。医療の過重負担、長時間勤務、人員不足への対策は、国政の変化とは別に州政府と交渉できるというのが労組の主張だ。
一方、MCも参加する全国組織UMYFは、国会解散で医療従事者の勤務条件を定める法案の審議が失効したことなどを理由に、全国規模の無期限ストを延期した。MCは、全国組織の延期も要求の撤回ではなく、次の中央政府に対応を求める方針だと説明している。全国の延期を、そのままカタルーニャの中止と読むことはできない。
医療専門紙レダクシオン・メディカの9日の署名記事も、MCが28日からのストを維持していると報道。労組幹部の発言を紹介し、医療の質と勤務条件の改善を結びつけた要求を伝えた。同紙によると、要求には1日の勤務を最大12時間へ段階的に短縮することや、プライマリーケアの診療枠を25件までにすることなどがある。MCの要求書では、この件数には対面と非対面の対応を含む。これらは労組の要求で、実施が決まった制度ではない。
さらに、エル・ナシオナルが25日に掲載した独自インタビューでも、MCのシャビエル・リェオナルト書記長は、28日のスト開始予定を維持する姿勢を示した。そのうえで、対立を解く対応は州保健局にかかっていると主張している。
日本の読者への解説
今回確認したのはストの呼びかけとデモの計画で、各病院・診療所の休診一覧ではない。無期限という言葉だけで、すべての診療が止まるとは判断できない。予約の変更や当日の対応は、それぞれの医療機関からの連絡を確認する必要がある。スペインの公的医療の仕組みは在住者向け医療・健康保険ガイドにもまとめている。













