マドリードで、スペインの映画脚本家ラファエル・アスコナの生誕100年を記念する無料展「ビダス・デ・ラファエル・アスコナ」が10月30日(金)まで開かれている。会場はロングリア宮殿にある著作権管理団体SGAEの本部。主催者によると開館時間は16〜21時で、入場は無料。脚本だけでなく、小説や詩、漫画など、アスコナの幅広い仕事を原資料や映像で紹介する。

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映画の脚本家だけではない姿

アスコナは1926年にログローニョで生まれ、2008年にマドリードで亡くなった。SGAEは展覧会を「思い出のアルバム」のような構成と説明する。会場には小説の初版や歴史的な出版物、図版、本人の持ち物などが並ぶ。

主催者によると、展示には1950年代初めに本人がタイプした詩や、新聞「プエブロ」に掲載された記事・漫画、風刺雑誌「ラ・コドルニス」の冊子も含まれる。スペイン映画の脚本家として知られる人物を、文章や絵でもたどる内容だ。

展示を取材したエル・パイス紙は、住まいの問題を題材にした1950年代の新聞漫画にも触れている。時代を経ても身近に感じられる題材を通じて、その視点に触れられる。

作品の映像も、会場はマドリード中心部

会場では、ダビド・トルエバがアスコナの脚本に関わる映画の場面を使って制作した映像作品も紹介される。展覧会の企画を担当したのはベルナルド・サンチェス。ラ・バングアルディア紙によると、展示では映画に関わる仕事に加え、それ以前の活動も紹介している。

同紙は、展示にアスコナが脚本に携わった映画「死刑執行人」や「ベル・エポック」の画像が含まれると伝えている。作品の場面や撮影に関わる資料からも、映画の仕事に近づける。

住所はフェルナンド6世通り4番。展覧会は9月29日に始まり、主催者の案内では10月30日まで。会期末の変更や入場条件が気になる場合は、出発前にSGAEの公式案内を確認したい。別会場での映画上映会などは展覧会とは別の企画で、展示の無料入場と混同しないようにしたい。

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日本の読者への解説

スペイン映画を初めて見る人にも、作品の背景にいる脚本家の仕事を知る機会になる。映画の場面だけでなく、詩や漫画も一緒に見ることで、物語を作る人の別の表現にも目を向けられる。展示は午後からのため、午前中の観光後に立ち寄る予定なら時間に余裕を持ちたい。

同じマドリードでは、11月1日までロバート・フランクの無料写真展も開催されている。会場や入場条件はそれぞれ異なる。

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