マドリード州の公的医療に関わる医師・高度資格医療職・対象の研修医は、10月28日8時から31日8時までの72時間ストを予定している。労組側の公表日程と州官報に記載された期間は一致し、州保健当局は救急などを維持する最低対応体制を定めた。対象はマドリード州保健サービス(SERMAS)の所属・連携施設などで、すべての民間医療機関が一律に止まるという案内ではない。受診予約の扱いは施設ごとに確認が必要だ。
最初のストは31日朝まで
労組CSITが14日に公表した計画では、医師労組AMYTSなどによる委員会が10〜12月に4回のストを呼び掛けている。州保健当局が22日付で定め、24日の官報に掲載した命令1649/2026にも、次の4期間が記されている。時刻はいずれも現地時間。
| 開始 | 終了 |
|---|---|
| 10月28日(水)8:00 | 10月31日(土)8:00 |
| 11月4日(水)8:00 | 11月7日(土)8:00 |
| 11月18日(水)8:00 | 11月21日(土)8:00 |
| 12月9日(水)8:00 | 12月12日(土)8:00 |
各期間は4つの日付にまたがるが、開始日の朝8時から終了日の朝8時までの3日間だ。31日いっぱい続くという意味ではない。実際に何人が参加するか、個々の診療が変更されるかは、この日程だけでは分からない。
CSITは、州当局との交渉が進まず、職業上の処遇や労働条件に関する要求が残っていると説明する。また、全国規模のスト延期と、マドリード州の独自のストは別だとしている。27日夕方のテレマドリードの報道も、州の最初のストを28日8時開始予定と伝えた。
救急などを維持、通常予約の保証ではない
官報によると、病院の最低対応は土日・祝日相当の人員と予定された当直を基本とし、救急、透析、集中治療、腫瘍診療などに追加の体制を設ける。保健センターには家庭医や小児科医の配置基準がある。これは通常の予約診療をすべて同じ形で続けるという規定ではない。
院外救急を担うSUMMA 112については、勤務予定に入っている医師とA1区分の高度資格職の100%を最低対応とする。この100%は対象職員の配置に関する数字で、予約が100%実施されるという意味ではない。州の命令は各施設側に、最低対応を担う職員を個別に指定して通知するよう求めている。
日本の読者への解説
この時期にマドリードで診察や検査を予約している場合、全国ストが延期されたという見出しだけで、州のストも中止になったとは判断しないでほしい。一方、ストの予定だけで自分の予約が取り消されたと決め付けることもできない。病院や保健センターからの連絡と、予約先の最新案内を確認したい。別地域の対応を流用せず、カタルーニャ州については28日医師ストの最低対応を紹介した記事を参照してほしい。













