マラガのピカソ美術館は10月30日から2027年2月28日まで、「ムンク・ピカソ」展を開催する予定だ。会場側と、作品貸出元のオスロのムンク美術館が同じ会期を案内している。開幕日の30日には、専門家が両者の作品を論じる無料シンポジウムも予定され、一般の人も参加対象となる。申込みは美術館の教育担当窓口へ。展示の観覧と無料の講演企画は分けて計画したい。
100点超で、二人が向き合った主題をたどる
ピカソ美術館によると、展覧会は絵画、素描、版画100点超で構成。ムンクとピカソに共通する愛や欲望、病、死、孤独、不安といった主題を通じ、感情の経験がそれぞれの制作をどう動かしたかを探る。女性像や、カフェなど近代都市の交流の場にも目を向けるという。
企画を担当するのは美術史家のパロマ・アラルコ氏。会場側は、二人の直接的な影響関係を決めつけるより、作品に通う関心を見比べる趣旨を示している。ムンク美術館も、自館所蔵品が出品される国外展覧会の一覧にマラガ展を掲載。開催前の案内であり、展示の実際の様子や来場者の反応が確認されたわけではない。
30日の講演は無料、申込み方法を確認
美術館の公式案内では、シンポジウムは30日9時30分〜14時。美術・文化分野の専門家や学生に加え、一般の人を対象にしており、スペイン語・英語の同時通訳を用意する。問い合わせ・申込み先は educacion@mpicassom.org とされている。定員や申込期限、現時点の空席数は案内から確認できていないため、参加を希望する場合は窓口で確認したい。
| 時刻 | 30日の主な予定 |
|---|---|
| 9時30分 | 参加者受付 |
| 10時 | アラルコ氏がムンク、ピカソと女性像を論じる |
| 12時 | マリア・ヘスス・マルティネス・シルベンテ氏の「ピカソがムンクを見る」 |
| 13時30分 | 討論と質疑応答 |
講演では、このほかムンク美術館のトリーネ・オッテ・バク・ニールセン氏やマラガ大学のエウヘニオ・カルモナ氏も登壇予定だ。二人の芸術家の関係や、作品における身体の表現も議題となる。
日本の読者への解説
無料と明記されているのは、このシンポジウムの参加費だ。展覧会の観覧まで無料になるとは案内されていない。10月27日の開館記念無料日は展覧会の開幕より前であり、同じ日と混同しないようにしたい。記念日の条件は既報のピカソ美術館無料開放の記事で整理した。
講演と展示は目的も時間配分も異なる。講演に申し込む際は使用言語や受付方法を、展示を訪れる際は希望日の入場券と開館時間を、それぞれ公式窓口で確認すると予定を組みやすい。













