カタルーニャ州が11月2日に公表した賃貸統計によると、2026年4〜6月にバルセロナ市で敷金が登録された、主たる住居として借りる期間1年超の住宅賃貸契約の平均家賃は月1,140.89ユーロだった。前年同期より0.5%高い一方、家賃規制が導入された2024年1〜3月期より4.4%低い。面積1平方メートル当たりの平均は月17.13ユーロで、前年同期より3.4%高かった。既存契約や未供託の契約を含む全住宅の家賃ではない。
月額と面積当たりの数字
州の集計表では、市内で4〜6月に敷金が登録された契約は7,845件。月額平均は1〜3月の1,137.35ユーロから1,140.89ユーロになった。平方メートル当たりの月額平均も16.89ユーロから17.13ユーロに上がった。地籍情報と照合できた住宅の平均面積は、両四半期とも71平方メートルだった。面積当たりの集計も面積を取得できた住宅に限られ、照合できた件数は確認できていない。
市が2024年に公表した資料によると、同年1〜3月の平均は月約1,193ユーロ、面積当たり月16.73ユーロで、平均面積は75平方メートルだった。同じ時期と比べると、2026年4〜6月は月額平均が下がる一方、面積当たりは約2.4%上がり、平均面積は71平方メートルとなった。面積当たりの平均を月額平均と平均面積の単純な割り算で求めることはできない。
現地メディアのビラウェブは、平方メートル当たりの平均が前年同期比3.4%上がり、統計の過去最高となったと報じた。複数の報道が同じ州統計を使っており、別の統計で数字を測ったわけではない。平均だけでは個々の物件の条件は分からない。
規制導入時との比較の限界
バルセロナを含む最初の対象地域では、家賃規制は2024年3月16日に始まった。このため、比較基準の2024年1〜3月期には導入後の日も含まれる。別の自治体は後から対象に加わっており、州内のすべての地域で同じ時期に規制が始まったわけではない。
州の住宅担当閣僚は価格の抑制が確認できると説明した。ただし契約された住宅の構成は時期によって異なり、異なる四半期同士の平均を比べるだけで規制が変化のすべてを生んだとは判断できない。季節的な影響もありうる。登録された契約の集計は、現在の募集価格や空き物件の数をそのまま表すものでもない。
住宅を巡る議論は全国にも広がっている。11月11日に予定される全国ゼネストについては、別の記事で交通などへの影響を伝えている。
日本の読者への解説
ここでいう月額平均は、主たる住居として借りる期間1年超の住宅賃貸で、州に敷金が登録された契約についての数字だ。登録時期は契約日とは限らない。バルセロナで部屋を探す人が実際に支払う額は、場所、面積、設備、契約条件によって異なる。募集情報を見る際は、家賃に含まれる費用や契約の種類も確認したい。
主な出典:カタルーニャ州の市内統計表、州の賃貸価格推移、統計の方法書、市の2024年報告、VilaWeb(EFE)、Europa Press。

















