バレンシアで10月25日に行われたハーフマラソンで、男子のロドリグ・クウィゼラが58分03秒で優勝し、スペイン記録を更新した。女子でもラウラ・ルエンゴが1時間08分28秒のスペイン新記録を出した。女子の総合優勝はシーラ・チェプキルイで、記録は1時間03分51秒。主催者の大会結果と現地報道が伝えた。
男子は1分36秒、女子は2秒更新
男子の従来のスペイン記録は、カルロス・マヨが2023年に同じバレンシアで記録した59分39秒だった。クウィゼラはこれを1分36秒短縮。主催者によると、大会が現在のハーフマラソンの公認距離を採用して以降、スペイン選手が優勝したのは初めてとなる。
男子2位はティエリー・ンディクムウェナヨの58分09秒、3位はビクトル・キプルトの58分12秒だった。2位のタイムも従来のスペイン記録を上回ったが、新記録となるのは、さらに速かった優勝者のタイムだ。
| 区分 | 選手 | タイム |
|---|---|---|
| 男子優勝 | クウィゼラ | 58分03秒 |
| 男子2位 | ンディクムウェナヨ | 58分09秒 |
| 男子3位 | キプルト | 58分12秒 |
| 女子優勝 | チェプキルイ | 1時間03分51秒 |
| 女子スペイン記録 | ルエンゴ | 1時間08分28秒 |
女子のルエンゴが更新したのは、カルラ・ガリャルドの1時間08分30秒。両タイムの差は2秒となる。スポーツ紙ムンド・デポルティボも2秒更新と報じた。主催者記事には「3秒」との記述があるが、そこに併記された新旧タイムとは合わないため、本稿ではタイムの差に基づく。
ルエンゴは女子全体の優勝者ではない。EFEの報道では女子総合20位で、ケニアのチェプキルイが先頭でフィニッシュした。大会全体の順位と、スペイン選手の国内記録を分けて見る必要がある。
58分03秒でも欧州記録とはならず
クウィゼラの58分03秒は、アンドレアス・アルムグレンの欧州記録58分06秒より3秒速い。しかし、地元紙プラサ・デポルティバとEFEは、スペイン国籍を取得したクウィゼラには国際陸連の国際的な所属変更手続きがまだ完了していないため、今回のタイムは欧州記録としては扱われないと説明している。手続きの完了時期は、今回確認した資料では明らかになっていない。
日本の読者への解説
今回は25日朝のレース結果であり、開催予告ではない。また、国内記録の更新と欧州記録の認定は別の問題になる。女子も「スペイン新記録を出した選手」と「大会で優勝した選手」は異なる。見出しの新記録だけで順位まで読み替えず、区分とタイムを一緒に確認したい。開催に伴う交通の事前案内は、バレンシア・ハーフマラソンの交通規制記事にまとめている。













