バルセロナのリセウ大劇場の管弦楽団で首席ビオラ奏者を務めるアレハンドロ・ガリードが、10月26日(月)19時から、バルセロナ大学の学生寮ペニャフォルト=モンセラットの大ホール(Av. Diagonal 641)でリサイタル「エル・レイノ・デ・ラ・ビオラ(ビオラの王国)」を開く。曲目はバッハ、日本の細川俊夫、リゲティ、ヒンデミット、プロコフィエフの作品で、無伴奏ビオラのための重要なレパートリーを、演奏者本人の解説を交えて聴かせる。主催は、日本の音楽を紹介する演奏会を開いてきたバルセロナの団体ONGAKU(アソシアシオン・オンガク)。料金は15ユーロで、主催者のイベントページから申し込める。
公演の概要
公演名:El Reino de la Viola(ビオラの王国)
日時:2026年10月26日(月)19時から
会場:ペニャフォルト=モンセラット学生寮の大ホール(Sala grande del Penyafort、Av. Diagonal 641、バルセロナ市レス・コルツ地区)
料金:15ユーロ
会場は、バルセロナ大学の学生寮「ペニャフォルト=モンセラット」で、ディアゴナル通りに面している。
演奏者と曲目
アレハンドロ・ガリードはセビーリャ出身のビオラ奏者で、パリ国立高等音楽院で学んだ。リセウ大劇場の管弦楽団で首席ビオラ奏者を務めるほか、音楽とほかの芸術を結びつける活動をするアンサンブル・ガレリアの芸術監督も務めている。主催者によると、サグラダ・ファミリアでの公演でも好評を博した。
今回のリサイタルでは、バッハ、細川俊夫、リゲティ、ヒンデミット、プロコフィエフという、時代も国も異なる作曲家の作品を取り上げる。主催者の案内によると、いずれも無伴奏ビオラのための本質的なレパートリーで、ガリード自身が独奏者の視点から、作品の美学的な特徴を解説しながら演奏する。演奏する具体的な曲名は、10月2日時点で発表されていない。
細川俊夫は広島出身の現代音楽の作曲家で、欧州でも作品が広く演奏されている。無伴奏ビオラのためには、東日本大震災の犠牲者に捧げた『スレノディ(哀歌)』という作品を書いている。
主催のONGAKU
ONGAKUは、バルセロナを拠点に日本の音楽を紹介する演奏会を開いてきた団体だ。国際交流基金マドリード日本文化センターの案内によると、2023年11月には、サグラダ・ファミリアの地下聖堂で日本人ギタリスト、河野智美の演奏会を主催している。
日本の読者への解説
ビオラはバイオリンより一回り大きく、低く柔らかい音を持つ楽器だ。オーケストラでは和音の中の声部を支える役が多く、ビオラだけで一晩のリサイタルを聴ける機会は、バイオリンやチェロに比べると多くない。バッハから現代までの無伴奏作品を、演奏者本人の言葉とともにたどれるのは、この楽器の魅力を知るよい機会になる。
曲目に日本の作曲家、細川俊夫が入っている点も、在住の日本人には見逃せない。会場はバルセロナ大学の学生寮のホールで、劇場とは違う距離の近さで演奏を聴けるはずだ。平日の夜の公演なので、仕事帰りに立ち寄ることもできる。席の数や当日券の有無は、主催者のイベントページで確かめてほしい。













