スペイン国税庁(AEAT)に申告する2025年分所得税を通常の2回払いにした人のうち、1回目を口座振替にし、2回目をまだ振替にしていない人は、2回目の振替を2026年11月2日まで設定できると財務省令と国税庁の通常版案内は示している。残りの税額を納める期限は11月5日で、振替の設定期限とは異なる。一方、国税庁の簡易版には別の期限表示があり、実際の手続き画面での受理は確認できていない。

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対象は分割払いを選んだ人

期限内の申告時に通常の2回払いを選んだ場合、申告の結果として納める税額の60%が1回目、残る40%が2回目となる。1回目を期限内に納める必要がある。この通常の分割には利息や加算金はかからず、補足申告には適用されない。申告時に全額を納付した人や還付となった人に、新たに一律の請求が発生するわけではない。

税務当局の2025年分マニュアルは、両方の支払いを口座振替にした場合、2回目の引き落とし日を2026年11月5日としている。振替の登録状況や口座の残高を、申告書の控えなどで確認したい。

2日は振替手続き、5日は納付

財務省令は、1回目を口座振替にしていれば、2回目の振替も11月2日まで設定できると定める。両方を振替にする場合は同じ金融機関の同じ口座を使う。1回目を振替にせず、2回目だけを振替にする場合の期限は6月30日だった。両方の振替が現在も有効なら再申込みは不要だが、修正申告に伴い振替が取り消される場合もあるため、登録状況を確認したい。

国税庁の通常版カレンダーや2025年分マニュアルは11月2日とする一方、簡易版カレンダーなどには9月30日と記載されている。表示が異なる理由は確認できていない。画面で設定できない場合や口座が使えない場合は、11月5日までの納付方法を国税庁や担当の専門家に確認したい。

口座振替にしない場合は、財務省令に基づき、2回目の納付書に当たる「modelo 102」を使い、11月5日まで電子的に、またはスペイン国内の所定の金融機関窓口で支払う。国税庁によると、Renta DIRECTAで2回目を振替にしなかった場合、この書類は自動生成されず電子窓口から取得する。書類の取得と納付は別で、支払いの証明を確認したい。

振替の設定と納付は別の手続きだ。登録済みの振替とは別に支払う場合は二重払いを避けるため、先に現在の登録や撤回の受理状況を国税庁に確認したい。当局のカレンダーは口座番号の変更期限を10月20日としている。初めて2回目を登録する画面で使える口座は確認できず、別口座への変更が可能とはいえない。

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日本の読者への解説

スペインの所得税はIRPFと呼ばれる。今回の案内はAEATに申告する人の制度で、独自の税務制度を持つ地域では期限や条件が異なる。分割や振替の設定状況は人によって異なるため、申告控えと当局の案内を確認したい。

住宅費については、バルセロナの登録済み賃貸契約の平均家賃も伝えている。

主な出典:2025年分の財務省令、国税庁の振替案内、通常版カレンダー、簡易版、修正申告の案内、Renta DIRECTAの案内、行政手続き専門家団体。

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