FCバルセロナの断続勤務の従業員が、10月25日のレアル・マドリード戦「クラシコ」と重なるストの計画を維持している。予定期間は現地時間23日午前0時から26日午前6時まで。22日の調停で合意に至らず、23日の報道でもスト委員会は継続する姿勢を示した。一方、クラブはEFE通信に対し、クラシコなど週末の試合を通常通り開催すると説明している。対戦は現地時間25日21時、スポティファイ・カンプ・ノウで予定されており、労使で影響の見方が分かれている。
雇用の保証を求める労働者側、調停で合意せず
対象は「フィホ・ディスコンティヌオ」と呼ばれる断続勤務の従業員で、選手のストではない。ラ・バングアルディア紙の22日の取材と、EFE通信の同日の報道は、カタルーニャの労使調停機関(TLC)での調停が合意に至らなかったと伝えた。ストの期間は、日曜のクラシコを挟んで月曜早朝までとなる。
ラ・バングアルディア紙によると、従業員側は、通常の常用従業員に適用する労働協約への組み入れを交渉することや、雇用継続と採用を約束することなどを提案した。Europa Pressが23日に伝えた委員会の声明では、クラブから具体的な保証が得られず、将来の会合の約束だけではストを取り下げられないとしている。これは交渉経過についての労働者側の説明だ。
委員会はまた、クラブが維持しようとする必須業務の人数や職務範囲が過大だと批判。全員がストに参加すれば、カンプ・ノウに加え、ヨハン・クライフ競技場やパラウ・ブラウグラナの週末の試合運営にも大きな影響があり得ると警告した。現時点の参加率や、実際に生じた混乱の規模を示したものではない。
クラブは通常開催を説明、観戦前は公式案内を
これに対し、EFE通信が22日に取材したクラブ関係者は、各施設で予定するプロチームの試合に加え、ジョアン・ガンペール練習施設の育成チームの試合も通常通り行うと説明した。クラブは、従業員を違法に代替する方法を用いず、問題に対処できる運営能力があるとしている。ストの計画が維持されていることと、試合の中止・延期が決まったことは分けて受け止める必要がある。
クラブの公式日程も、クラシコを25日21時の予定として案内している。渡航・観戦予定の人は、ストの見出しだけで中止と判断せず、出発前と当日にクラブの試合・入場案内を確認したい。今回確認した報道から、すべての入場口の閉鎖や一律の入場遅延を断定することはできない。
日本の読者への解説
今回の焦点は試合の対戦内容ではなく、運営を支える従業員の雇用を巡る労使対立だ。労働者側は影響を警告し、クラブは通常開催を説明しており、両方の発言を実際の結果と混同しないことが大切になる。試合そのものの日程や背景は、10月25日のクラシコ紹介記事も参照できる。今後は、労使の合意や参加状況、当日の運営について新たな発表があるかが注目点となる。













