元バルセロナのFWで、スペイン代表として2010年のワールドカップと2012年の欧州選手権を制したペドロ・ロドリゲス選手(39)が、10月9日、バルセロナの本拠地スポティファイ・カンプ・ノウの講堂で引退の会見を開いた。7日にカンプ・ノウのピッチで撮った動画で引退を発表しており、会見では「心も体も100%ではなかった」と理由を語った。最後の所属はイタリアのラツィオで、6月末の契約満了後は所属先がなかった。バルセロナ、チェルシー、代表で計25のタイトルを手にした。今後もサッカーに関わり続けたいとしている。
「グアルディオラは父のような存在」
ペドロ選手は会見で、競技を続けるのに心も体も100%ではなかったと引退の理由を説明した。バルセロナで自分を主力として起用したグアルディオラ監督については「私にとって父であり、師だった」と感謝した。今後もサッカーとの関わりは続けたいと語った。7日の動画では「夢を生きられたことを誇りに思って去る。サッカー、こんなに幸せにしてくれてありがとう」と述べていた。
バルセロナで20冠、2009年に6大会で得点
1987年にカナリア諸島のテネリフェ島で生まれ、2004年にバルセロナの下部組織に入った。2008年から2015年までトップチームで公式戦321試合99得点を記録し、欧州チャンピオンズリーグ3回、スペインリーグ5回など20のタイトルを獲得した。2009年には、国内の3大会、チャンピオンズリーグ、UEFAスーパーカップ、クラブワールドカップの6大会すべてで得点した初めての選手になった。
その後、イングランドのチェルシー(2015〜2020年)でプレミアリーグ、FAカップ、ヨーロッパリーグを制し、イタリアのローマ(2020〜2021年)、ラツィオ(2021年から今年6月まで)でプレーした。最後の試合は2026年5月23日のセリエA最終節のピサ戦で、自ら決勝点を挙げた。スペイン代表では65試合に出て17得点を記録した。代表デビューは2010年5月で、同じ年の南アフリカでのワールドカップでは準決勝のドイツ戦と決勝のオランダ戦に先発した。
日本の読者への解説
ペドロ選手は、メッシ、シャビ、イニエスタらとともに、グアルディオラ監督が率いた2008〜2012年ごろのバルセロナの黄金期を支えた一人だ。クラブではチャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグ、クラブワールドカップ、UEFAスーパーカップを、代表ではワールドカップと欧州選手権を制した選手として知られる。













