スペイン女子バスケットボールリーグの強豪、カサデモント・サラゴサは10月2日、主力選手のマリオナ・オルティスが12月をもってチームを離脱すると発表しました。同選手は契約を早期に解除し、テニスのノバク・ジョコビッチ選手や元NBA選手のラッセル・ウェストブルック選手らが関わる新たなグローバル・バスケットボール事業「プロジェクトB」に参画します。シーズン中の主力選手の移籍は異例で、スペインのバスケ界に衝撃が走っています。
背景:異例のシーズン途中離脱
オルティス選手はサラゴサの司令塔としてチームの中心的存在でした。クラブ側の発表によると、選手本人から「新たなグローバル・バスケットボール事業に参画するため」契約の早期解除の申し出があったとのことです。シーズン真っ只中の12月というタイミングでの離脱は、通常のクラブ間移籍とは大きく異なり、異例の決断と見なされています。
「プロジェクトB」とは何か
「プロジェクトB」は、Skype共同創設者らが立ち上げた新たな女子バスケットボール事業です。元NBA選手のラッセル・ウェストブルックが共同創設者、テニス選手のノバク・ジョコビッチが投資家兼アドバイザーとして名を連ねています。2027年1月から4月にかけて、アジア、欧州、米大陸の各都市を巡るトーナメント形式のリーグとして開催予定です。参加選手は高額な報酬に加え、プロジェクトの株主にもなるという新しいモデルが特徴です。
日本の読者への解説
日本の女子バスケットボールWリーグでは、シーズン中の主力選手の契約解除、特に海外の新規事業への移籍はほとんど例がありません。今回の動きは、トップアスリートが競技人生の選択肢として、既存のリーグに留まらないキャリアパスを築く可能性を示唆しています。他競技のスター選手がオーナーシップを持つ流れは世界的な潮流であり、日本のスポーツ界でも選手のキャリアやビジネスへの関わり方を考える上で参考になる事例です。













