11月29日のスペイン総選挙まで7週間を切るなか、エル・ムンド、ABC、エル・エスパニョールの3紙が10月11日から12日にかけて発表した世論調査は、いずれも国民党(PP)が第1党になるものの、単独では下院(定数350)の過半数の176議席に届かないとの見通しを示した。PPの予測議席は133〜141で、極右のVoxと合わせると198〜205議席となり、3調査とも過半数を超える。Voxは64〜68議席と、2023年の総選挙の33議席からほぼ倍増するとみられる。一方、サンチェス首相の社会労働党(PSOE)は103〜107議席にとどまり、2023年の121議席から14〜18議席減らす見通しだ。

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3調査の予測議席

エル・ムンド紙のシグマ・ドスの調査では、PPが135議席、PSOEが103議席、Voxが68議席、スマールが9議席、ポデモスが2議席だった。PPとVoxの合計は203議席になる。

ABC紙のGAD3の調査では、PPが133議席、PSOEが107議席、Voxが65議席、スマールが10議席、ポデモスが2議席で、PPとVoxの合計は198議席だった。9月の同じ調査と比べると、PPは133議席で変わらず、PSOEは105から107へ増え、Voxは69から65へ減った。

エル・エスパニョール紙のソシオメトリカの調査(10月10〜11日)では、PPが141議席、PSOEが104議席、Voxが64議席、スマールが5議席、ポデモスが2議席で、PPとVoxの合計は205議席だった。10月4日に掲載された同じ調査の前回は、PPが143議席、PSOEが106議席、Voxが62議席、スマールが6議席だった。

このほか、同じ11日にはボスポプリ紙がアマルガマ・メトリカの調査を発表し、PPを144議席、PPとVoxの合計を212議席と、3紙の調査より高く見積もった。

2023年の総選挙との比較

2023年7月の前回の総選挙では、PPが137議席、PSOEが121議席、Voxが33議席、スマールが31議席を得た。PPとVoxの合計は170議席で、過半数に届かなかった。

今回の3調査の数字では、PSOE、スマール、ポデモスの3党を合わせても、111〜119議席にとどまる。スマールは、ポデモスなども加わった連合として戦った2023年の31議席から、5〜10議席へと大きく減る見通しだ。

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左派の再編はなお途中

スマールなど4党は「フレンテ・アンプリオ」という新しい枠組みで総選挙に臨む方針だが、10月12日の時点で筆頭候補は決まっていない。選挙連合の届け出は16日が期限で、4党は17日に新しい枠組みを正式に発表する予定としている。

日本の読者への解説

スペインの総選挙は、県ごとの選挙区で議席を分ける比例代表制で行われる。首相は下院の投票で選ばれ、過半数を持つ党がない場合は、ほかの党の支持や棄権が必要になる。世論調査は調査会社によって数字に幅があり、投票日までに変わる可能性もある。

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