サッカーの欧州チャンピオンズリーグ(CL)は10月13日(火)、リーグフェーズ第2節があり、アトレティコ・マドリード(スペイン)は本拠地マドリードでマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)に2-0で勝ち、今季のCLで初勝利を挙げた。開始1分足らずでパブロ・バリオス選手が先制し、後半に相手のレニー・ヨロ選手がビデオ判定(VAR)の確認を経て退場になると、終盤にアデモラ・ルックマン選手が加点した。この日の朝、コケ選手の母親がマドリードで亡くなり、コケ選手は試合に出なかった。試合前には黙とうがささげられ、アトレティコの選手は黒い腕章をつけて戦った。先制点のバリオス選手は、勝利をコケ選手と家族にささげた。
開始1分足らずで先制
スペイン語のスポーツメディアやスポーツ局ビーイン・スポーツによると、バリオス選手は開始から1分たたないうちに、アレックス・バエナ選手のクロスを右足で決めた。前半43分にはジョニー・カルドーゾ選手もゴールを決めたが、その前の場面でマルコス・ジョレンテ選手の腕にボールが当たっていたとして、VARで取り消された。
後半、ユナイテッドのヨロ選手が最後の守備者として、途中出場したアトレティコのジョナサン・デービッド選手を反則で止め、主審がVARの映像を確かめたうえで退場を命じた。数的優位に立ったアトレティコは終盤、デービッド選手のシュートを相手のゴールキーパーがはじいたところを、ルックマン選手が押し込んで2-0とした。EFE通信によると、ユナイテッドのマイケル・キャリック監督は「退場の判定には同意できない。とても軽い押し方だった。VARが見直したのも理解できない」と述べ、「退場は後半に大きく響いた」と話した。
コケ選手の家族にささげた勝利
EFE通信によると、コケ選手の母親は13日朝にマドリードで亡くなった。クラブはコケ選手と、ユースAチームのアシスタントコーチを務める兄弟のボルハ・レスレクシオン氏にお悔やみを伝え、UEFAに黙とうと黒い腕章の許可を求めた。試合前、クラブの歌が流れるなかで黙とうがささげられ、終わると観客席から大きな拍手が起きた。
先制点のバリオス選手は「チームのためではなく、コケ、ボルハ、家族全員のためにとても大事な試合だった。この勝利は何よりも彼らのためのものだ」と話し、「今朝の知らせは皆にとってとてもつらかった」と語った。ゴールキーパーのヤン・オブラク選手は「試合をするにはとても難しい日だった」と述べ、「勝てたのは大事だが、きょうはサッカーのことはあまり考えていない。それよりもコケと家族のことを考えている」と話した。バエナ選手についてはこちらの記事で紹介している。













