マドリードの公立学校の教員らが10月22日、州議会前で抗議し、労働条件の改善に向けた交渉を求めた。14日に始まった無期限ストの続報で、エル・パイスは中央政府の州代表部の集計として約3,000人が参加したと報じた。労組CCOOも当日の発信で、午前の州議会前の集会に言及している。別の労組CSIFは、26日と30日にも午前・午後の部分ストを予定している。
教員側は授業時間、学級規模、給与の改善を要求
学校通知が示す対象は、マドリード州の大学以外の公教育に勤務する公務員教員だ。学校の13日付通知によると、CCOO、UGT、CGTなどの労組と教員団体が無期限ストを呼びかけた。大学のストとは対象が異なる。
CGTが掲げる要求には、授業を担当する時間の削減、学級の人数の引き下げ、給与改善、事務負担の軽減がある。授業の時間数だけでなく、学校で教える条件全体を争点にしている。CSIFも20日付の発表で、生活費の高さを補う給与改善や教員増、学級規模の縮小、不要な事務の削減を求めている。
一方、エル・パイスの22日付報道によると、州のアユソ首相はこのストを政治的なものだと批判した。抗議への参加人数はストの参加率とは別の数字であり、約3,000人という集計から全校の授業状況を読み取ることはできない。
CSIFの次の部分ストは26日と30日
CSIFも自身の運動を「無期限・断続的」と位置づけているが、独自の日程を組んでいる。同労組は14〜16日の終日ストに続いて、20日、22日、26日、30日に部分ストを設定した。今後の10月分は次のとおりで、時刻は現地時間。
| 日付 | CSIFが告知する時間帯 |
|---|---|
| 10月26日 | 9〜11時、17〜19時 |
| 10月30日 | 9〜11時、17〜19時 |
モストレスの公立中等学校ラジュエラも、13日付の家庭向け通知で、無期限ストとCSIFの別日程を区別して案内している。CSIFの日付だけを、すべての教員のスト日程と受け取らないよう注意が必要だ。19日の抗議については前回の教員スト記事も参照できる。
日本の読者への解説
「無期限」は終了日をあらかじめ区切らない呼びかけで、全教員の参加や全校休校を意味するものではない。在住家庭は、労組の告知に加えて子どもが通う学校の個別案内を確認したい。ラジュエラ校は13日付通知で、通常の時間帯に開校するとしつつ、すべての授業の実施は保証できないと説明していた。これを他校の授業予定にそのまま当てはめることはできない。同じ教育分野の告知でも、対象となる学校段階、終日か時間帯限定か、どの組織の呼びかけかを分けて読む必要がある。













