セビージャのエスパシオ・サンタ・クララで、日本の金箔をテーマにした「KINPAKU」展が10月20日から2027年1月10日まで開かれる。16〜19世紀の屏風10点と扇16点を展示し、入場は定員に達するまで無料。市が19日に発表し、地元の催事情報サイトOnSevillaも会期と無料入場を案内している。正式な開幕式は20日19時30分の予定で、展覧会の会期や通常の開館時間とは分けて確認したい。
火〜土曜は10〜20時、日曜・祝日は14時まで
市の催事案内では、開館時間は火〜土曜10〜20時、日曜・祝日10〜14時で、月曜は休館。ただし、施設の一般案内は祝日の月曜を休館対象から除いているため、祝日の月曜に訪れる場合は事前に確認したい。会場はエスパシオ・サンタ・クララ、ベカス通り番地なし。入場無料でも定員による制限がある。本稿の時刻はスペイン本土の現地時間。
年末年始の来場には休館日の確認も必要だ。施設の一般案内とOnSevillaは、12月24・25・31日と1月1・5・6日を特別休館として掲載している。会期が1月10日まであるため、休日の短縮時間と特別休館を区別して予定を組みたい。開催情報は事前にも報じられており、19日に初めて企画が公表されたわけではない。
個人蔵の屏風と扇で、金箔を使った日本美術を紹介
市と15日付の地元紙Sevilla Actualidadによると、作品は一般公開の機会が少ない個人コレクションから選ばれた。展覧会名の「KINPAKU」は金箔を指す。自然や文学などの題材を描いた屏風と扇を通し、金色の背景が絵の見え方や空間の印象にどう関わるかを紹介する構成だ。
市の説明では、屏風は風を遮ったり空間を区切ったりする実用品であると同時に、儀礼や権威の表現にも使われた。展示は桃山・江戸期に重点を置き、金箔の装飾性だけでなく、作品が使われた場面にも目を向ける。キュレーターはヒロユキ・カノウ氏と、日本美術研究者のダニエル・サストレ・デ・ラ・ベガ氏が務める。
関連企画として、市は21日11時にカノウ氏による一般向けの解説見学を予定している。展覧会の自由入場という条件を、関連企画すべての予約条件や使用言語にそのまま当てはめず、参加する企画ごとの案内を確認したい。
日本の読者への解説
この展覧会は、日本の工芸や絵画をスペインの文化施設で見る機会となる。無料という条件に加え、旅行日と開館日が合うかが訪問の判断材料になる。20日の式典時刻、通常の開館時間、年末年始の休館はそれぞれ別の予定だ。マドリードでも無料の美術鑑賞を組み合わせたい人は、ティッセン美術館のダリ展と土曜夜の無料枠の案内も参照できる。













