11月29日(日)のスペイン総選挙に向けて左派の政党が組む「フレンテ・アンプリオ(広い戦線)」は10月12日(月)、元バルセロナ市長のアダ・コラウ氏を首相候補に擁立すると決めた。統一左翼(IU)、マス・マドリード、ムビミエント・スマール、カタルーニャのコムンスの4党が同日夕方の会合で合意し、共同声明で「ここに余計な者はいない」として、左派政党ポデモスにも加わるよう呼びかけた。そのポデモスは、カタルーニャの左派政党ERCとの協力で合意したことが11日に報じられ、12日に両党が共同声明で確認した。ERCの筆頭候補のルフィアン氏と、ポデモスのイレネ・モンテロ氏が選挙運動で組み、ポデモスの候補者がカタルーニャでERCの名簿に入る見通しだ。選挙の連合の届け出期限は16日(金)で、左派の結集はなお流動的だ。
「団結こそPPとVoxを止める」
EFE通信によると、4党は声明で、コラウ氏を「いまの政治状況で指導力を最もよく担える人物」とした。ヨーロッパ・プレス通信によると、声明は「団結こそがPPとVoxを止める最善の保証だ」とし、「いまこそ団結の時、フレンテ・アンプリオの時だ」と結んだ。EFE通信は、この4党が「当面の」構成だと伝えている。ヨーロッパ・プレス通信によると、2023年にスマールと組んだバレンシアのコンプロミスなども招いている。パブリコ紙によると、マス・マドリードがマドリード選挙区の名簿1位に推すエミリオ・デルガド氏は、Xで「全面的に支持する、アダ」と書いた。コラウ氏がバルセロナとマドリードのどちらの選挙区から立候補するかは、まだ明らかにされていない。コラウ氏はこれまで、ポデモスなどを含む本当のフレンテ・アンプリオであることを条件に率いる用意があると示していた(ヨーロッパ・プレス通信)。13日未明の時点で、本人の発言は伝えられていない。
ポデモスはERCと協力
ERCとポデモスは12日、共同声明で協力の合意を確認した。パブリコ紙がERC筋の話として伝えたところでは、ポデモスの人はERCの名簿に「無所属」として入る。ポデモスはこれまで、フレンテ・アンプリオの候補を市民に開いた予備選挙で選ぶよう求め、モンテロ氏が名乗りを上げていた。コムンスは、ルフィアン氏が左派を「分けるためにできることは何でもしている」と非難した。パブリコ紙によると、コムンスは、ルフィアン氏の動きが左派の有権者に「深い失望」を生んでいるとも述べた。パブリコ紙によると、ルフィアン氏はXで、独立派とスペイン全国の左派の本当の協力を最後まで探るとし、「時間はある」と書いた。













