スペインのナショナル・デーの10月12日(月)、バルセロナで「カタルーニャはセウタと共に。ひとつのスペイン」を掲げる行進が予定されている。スペインの一体性を重んじるカタルーニャの護憲派の団体が支える行進で、この夏に越境が急増した北アフリカのスペイン領セウタの住民への連帯がテーマだ。11時30分にパセジ・ダ・グラシアとプロベンサ通りの角(ガウディの建築ラ・ペドレラの前)を出発し、主催者の公式サイトによると、パセジ・ダ・グラシアをグラン・ビア通りとの交差点まで下る。終点の交差点のすぐ先のカタルーニャ広場では9月29日から住宅を求める泊まり込みが続いており、国民党(PP)のバルセロナ市議団長は11日、12日の前に立ち退かせるよう州政府に求めた。

PR · eSIM
ヨーロッパ周遊なら複数国パックが安い
NordVPN と同じ Nord Security 系の eSIM「Saily」。データセキュリティ重視の設計で、ヨーロッパ複数国プランの割安感が強み。
Saily のプランを見る →

護憲派の団体が支え、Voxは事前に集会

行進は「セウタのために団結」の名で賛同を募っており、エスパーニャ・イ・カタランス、カタルーニャ・スマ、サ・アカバット、エンプレザリス・ダ・カタルーニャなどの団体が支持している。中南米系の住民の民俗舞踊のグループもパレードする。

極右政党Voxは、同じ日の11時にゴシック地区の王の広場(プラサ・デル・レイ)で独自の集会を開いてから、行進に合流する。Voxのサンティアゴ・アバスカル党首はバルセロナには来ず、12日はフランスの国民連合のジョルダン・バルデラ氏とセウタで過ごす。

昨年の10月12日の行進には、市警察の発表で約3,700人が参加した。うち約1,200人がデモの参加者、約2,500人が中南米系の民俗舞踊のグループの参加者だった。

カタルーニャ広場の泊まり込みに立ち退き要求

PPのダニエル・シレラ市議団長は11日、サルバドール・イリャ州首相に対し、市民が広場で12日の祝日を祝えるよう、泊まり込みを「即時に」立ち退かせるよう求めた。コルボニ市長にも州警察の出動を要請するよう求め、泊まり込みを放置するのは選挙を意識した対応だと批判した。一方、州のヌリア・パルロン内務相は10月1日、泊まり込みを今は撤去しないと述べていた。11日の要求に対する州政府と市の反応は、11日夜の時点で伝えられていない。

PR · VPN
日本のサービスをスペインから、スペインの配信を日本から
NordVPN で接続地を切り替え。動画配信・銀行アクセス・カフェWi-Fiの暗号化まで、海外と日本の間で暮らす人の定番。
NordVPN を見る →

日本の読者への解説

10月12日はスペインの祝日で、マドリードでは軍事パレードが行われる。バルセロナでは例年この日に、カタルーニャの独立に反対する立場の団体が行進を開いている。今年の行進の終点は、一部の報道ではカタルーニャ広場とされている。12日の昼前後にパセジ・ダ・グラシアやカタルーニャ広場の周辺を訪れる旅行者は、行進や集会で混雑する可能性があることを念頭に置いておきたい。

この記事をシェア:X (Twitter)WhatsAppLINE