スペイン北西部ア・コルーニャのバリエ財団が、ボスとピーテル・ブリューゲル(父)の世界を紹介する無料版画展を開く。公式の来場者向け日程では、一般公開は10月24日から2027年1月24日まで。オランダ・ロッテルダムのボイマンス・ファン・ベーニンゲン美術館から借りた85点を展示する。開館は毎日11〜14時と17〜20時で、定員に達するまで入場できる。油彩画を集めた展覧会ではなく、ボスに着想を得た版画やブリューゲルらのデザインが広がった世界をたどる企画だ。
公式日程は24日開始、23日には一般向け講演も案内
展覧会名は「ボスとブリューゲル――幻想の世界への旅」。会場はバリエ財団のア・コルーニャ会場で、住所はカントン・グランデ9番地。財団の展示紹介や一部の報道は会期を23日からと記載しているが、公式の来場者向け日程は24日開始を案内している。23日付の映像通信社Atlasの現地取材も、一般客への公開は土曜日としている。財団は23日20時に一般向けの開幕講演も案内しているが、公式ページ間の日付差の理由は明記していない。通常の展示見学は24日以降の公式日程を参考に計画したい。
| 項目 | 案内 |
|---|---|
| 一般公開の公式日程 | 2026年10月24日〜2027年1月24日 |
| 開館時間 | 月〜日曜・祝日とも11〜14時、17〜20時 |
| 入場 | 無料、定員に達するまで |
午後も連続して開いているわけではなく、14〜17時は上記の開館時間から外れる。無料であっても入場できる人数には限りがあるため、到着時に必ず入れると考えず、現行の公式案内を確認して出かけたい。
「本人が彫った85点」ではない
主催者によると、展示するのは銅版画や木版画など。ボス自身は版画家ではなく、その怪物や悪魔のイメージを受け継いだ作品が、死後にも版画として流通した。ブリューゲルはボスの表現に影響を受けつつ、風景や農民の日常などにも題材を広げ、専門の彫版師と協働した。85点すべてを両画家本人の制作と受け取らないことが大切だ。
地元メディアQuincemilの22日の取材では、展示にはボスに着想を得た作者不詳の「樹木人間」もあると紹介された。作品名が有名でも、画家の油彩画そのものが来ているという意味ではない。細かな図像を間近で読み解く版画の展覧会として楽しめる。
主催者は会期中、学校団体、障害のある人の団体、家族を対象とする教育ワークショップも予定している。展覧会の入場条件と個別企画の参加条件は分けて確認したい。一般公開の時間表だけで、各ワークショップにも自由に参加できるとは判断できない。
日本の読者への解説
今回の無料公開で見られるのは、絵画の巨匠の名前だけでなく、そのイメージが別の制作者の手で広がった過程だ。作者名と「誰に基づく作品か」を区別すると、展示の狙いがつかみやすい。旅行では昼の閉館時間にも注意しよう。ほかの季節の旅行計画は、年末年始のスペイン旅行ガイドも参考になる。













