スペイン南部アルメリア市の路線バス運行会社Surbúsは、10月20日からの無期限ストを告知し、19日20時付で最低運行の時刻表を公表した。アンダルシア州の決定は、バスの最低運行を原則50%と定めている。ただし同社は、最低運行の対象として掲載していない路線は影響を受けないと説明。20日未明の段階で確認できるのは運行予定の案内であり、各便が実際に時刻どおり走っているかとは分けて見る必要がある。

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最低運行の対象は、会社の時刻表で確認

Surbúsの公式運行案内には、スト期間中の最低運行時刻表が画像で掲載されている。同社は、これらの便が通常どおり運行することを見込む一方、最低運行が表示されていない路線は影響を受けないとしている。利用する路線が減便対象かを先に確認し、普段の時刻表だけを前提に移動予定を組まないようにしたい。

州の決定は10月15日付で、19日付の州官報に掲載された。ストの対象はアルメリア市の都市交通を担うNex Continental Holdings―SURBUSの事業所の全従業員190人。開始日時は20日午前1時、期間は無期限と記されている。時刻はいずれもスペイン本土の現地時間だ。全員が実際にストへ参加したという人数ではない。

最低運行の「原則50%」は州が決めた枠組みで、すべての停留所で待ち時間が一律に倍になるという意味ではない。個別路線の扱いは運行会社の案内と合わせて確認する必要がある。整備・保守・事務・運行管理の担当者については、最低運行を正常に行うために必要な最少人数を確保する決定となっている。

車両増備や運行時間の見直しを要求

地元放送局Canal Surの16日付報道によると、従業員側は車両の増備、路線ごとの所要時間の見直し、労働条件の改善、物価上昇を補う賃上げなどを求めている。同局は従業員委員会委員長ペドロ・ビウデスの説明として伝えている。地元紙Diario de Almeríaの19日夜の報道では、同日行われた調停は合意なく終了した。La Voz de Almeríaも19日夜、会社側が対話を続け、当局の定めた最低運行を守る方針を示したと報じている。

今回確認した19日夜の会社案内は、スト期間中の運行計画を知らせるものだ。最低運行の設定は通常運行の保証でも全線運休の発表でもない。20日の朝以降にバスを使う人は、出発前に同社の「Avisos」を開き直し、最新の時刻表や追加のお知らせを確認したい。

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日本の読者への解説

スペインのストで案内される「servicios mínimos」は、最低限維持する運行を指す。今回は都市バスの案内なので、アルメリアを発着するすべての交通機関が同じ割合で減便するとは読めない。別地域ではムルシアのバス・路面電車のスト解除も報じたが、対象の会社や協議は別だ。旅行先の市名と運行会社を照合することが、取り違えを避ける第一歩になる。

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