スペインのバレンシア市は10月18日夜、豪雨への予防措置として、19日月曜は浸水想定区域や2024年の豪雨被災地区にある教育施設を閉鎖し、授業を休止すると発表した。エル・サレルとピネドの対象施設は開けるが授業は行わず、それ以外の市内の学校は通常の時間割を維持する。市全域の一律休校ではなく、通う施設がどの区分に入るかの確認が必要だ。
閉鎖・開館して授業休止・通常授業の3区分
市公式発表と地元の公共放送À Puntの18日付報道によると、措置は夜の雨への対応会議を受けて決まった。市は、気象庁AEMETがバレンシア県北部沿岸の雨のオレンジ色警報を、少なくとも19日10時まで延長したことを理由に挙げている。これは発表時点の見通しで、10時の再開を約束するものではない。
市が公表した対象一覧には、カステリャル・オリベラルの学校群、フォルン・ダルセド校、ラ・トーレのパドレ・マンホン校などが含まれる。浸水想定区域ではカミ・デ・ロルタ校やホセ・セネント校なども対象だ。同じ地区の音楽学校や市民向け学習施設「Universidad Popular」、高齢者施設、障害者の作業活動施設にも休止措置が及ぶ。
一方、エル・サレルのルイス・サンタンヘル校と中等学校、ピネドの学校・市立幼児施設・市民学習施設については、「施設は開けるが授業は行わない」と市が明記した。開館を通常授業の実施と取り違えないようにしたい。
それ以外の市内の教育施設は通常の時間帯を保つ。ただし、オレンジ色警報の間は中庭や屋外での活動を行わないよう、市から連絡している。市の案内は、閉鎖する施設、授業を止めて開館する施設、通常授業の施設を分けており、住所や施設名で対象を確かめる必要がある。
午後の一部再開は警報の変更が条件
市は、19日午前中に警報が黄色へ下がった場合、高齢者施設や市民学習施設、午後に活動する音楽学校は通常の活動を再開できる可能性があると説明した。すべての学校が午後に再開するという発表ではない。警報と予報の更新を受け、各措置を引き続き見直すとしている。
日本の読者への解説
今回の情報は、18日夜に発表された19日の登校判断に関わる。バレンシア市と県全体、さらに学校と市民向け施設を分けて読むことが大切だ。子どもを通わせている家庭は学校からの連絡も確認し、警報の終了予定だけで授業の再開を判断しないでほしい。近隣のガンディアも19日の休校を発表しているが、対象は自治体ごとに異なる。













