バルセロナ県の沿岸部などで10月17日夕から夜にかけて激しい雨が降り、マレスマ地方では国道N-IIや街路が冠水した。カブレラ・デ・マルでは増水した川に女性が流されたとの通報を受け、捜索が続いている。センメナットでは浸水した車から2人が救助された。鉄道にも影響が出ており、R2 Sudは17日22時から一時運休。南方面の地域列車は一部が迂回運転となった。以下は18日未明までに確認できた発表・報道に基づく。時刻は現地時間(CEST)。
国道と街路が冠水、カブレラでは夜通し捜索へ
地元メディアのカプグロスは17日夜、カブレラ・デ・マル、カブリルス、ビラサール・デ・マル周辺で雨が強まり、N-IIや街路に浸水が生じたと報じた。カタルーニャ公共放送3CatInfoも、プレミア・デ・マルを通るN-IIの冠水映像を伝えている。
3CatInfoの取材に対し、ビラサール・デ・マルのエレナ・ロペス市長は、川があふれ、一部の建物の低層部分などに影響が出たと説明した。一方、17日22時45分に掲載された同市長のインタビューでは、雨がやんだ後は国道の通行や街路の状況が比較的速く回復したとしている。冠水の発生と、その後の回復状況を分けて見る必要がある。
カブレラ・デ・マルでは、消防が17日19時41分、女性が川に転落したとの通報を受けた。警察や海上救助機関も捜索に参加している。3CatInfoが18日0時8分に伝えたインタビューで、オスカル・フェルナンデス市長は、捜索を夜通し続けると説明した。その時点で女性の発見は伝えられていない。
別の被害として、消防はセンメナットで、水に囲まれた車に閉じ込められた高齢の2人を救助した。3CatInfoとRAC1が報じた。3CatInfoは18日0時34分、サン・エステベ・セスロビレスでも浸水した住宅から高齢者と妊娠中の女性を避難させたと伝えた。
R2 Sudは一時運休、南方面の一部列車は迂回
ロダリエスの公式案内によると、R2 Sudはバシュ・リュブラガートとガラフの悪天候を受け、17日22時から予防的に運休する措置が取られた。道路による代替輸送も用意された。再開は、天候と設備の状態が安全な運行を可能にすることが条件となる。
南方面の地域列車については、公式案内は対象列車をビラフランカ・ダル・パナデス経由に迂回させ、所要時間が約45分延びる見込みと説明している。地域列車を一律に「全面運休」と捉えると、列車ごとの案内と食い違う。利用前にロダリエスやRenfeの公式サイト・アプリで、自分の便の運行状況を確かめたい。
日本の読者への解説
今回確認できた冠水や救助の現場は、バルセロナ県内の複数の自治体にまたがる。「バルセロナ」という地名だけで、市中心部全体の状況を判断しないことが大切だ。ビラサール・デ・マルでは通行回復の説明がある一方、カブレラでは捜索が続き、鉄道には別途運休措置が出ている。現地の移動では、場所と確認時刻を併せて見ておきたい。
州の市民保護当局は、増水が急に起こるおそれがあるとして、川や水路、冠水しやすい低い場所を避けるよう呼びかけている。
(出典:3CatInfo、カプグロス、RAC1、ロダリエス・デ・カタルーニャ、カタルーニャ州市民保護当局)













