セビージャで10月17日(土)正午、グアダルキビル川河口域への鉱山排水に反対するデモが予定されている。グリーンピースなどの主催団体は、アンダルシア州政府のサン・テルモ宮殿前からセタス・デ・ラ・エンカルナシオンまで行進すると告知。消費者団体FACUAも16日に参加を呼び掛けた。主催者は排水に関する許認可の停止や独立した専門家による影響評価を求めている。開催前の予告であり、参加人数や当日の結果を伝えるものではない。
17日12時出発、川沿いから中心部へ
グリーンピースの9月28日付告知は、出発時刻を現地時間12時とし、川沿いを歩いてセタスに向かう計画を示す。スローガンは「鉱山排水に反対」。環境団体だけでなく、サンルーカル・デ・バラメダの漁業者団体や農業団体COAG、周辺自治体などが呼び掛けに加わる。市民団体サルベモス・エル・グアダルキビルと、環境団体エコロヒスタス・エン・アクシオンも主催側に名を連ねる。
現地紙ラ・ボス・デル・スルは16日、行進がパセオ・コロン、レジェス・カトリコス、ラ・カンパナを通ると報じた。これらの具体的な通過道路は同紙の報道による。主催団体の案内で一致するのは、サン・テルモからセタスに向かう出発地と目的地だ。
参加者側でも準備が進められてきた。サンルーカルの政党IU市議団は7日、自らバスを手配し、17日9時30分に地元のエル・パルマル協同組合前を出発する計画を公表した。同じ案内でセビージャの集合を12時、サン・テルモとしている。これは7日時点の移動計画で、現在の残席を示す情報ではない。
許認可の停止と影響評価を要求
主催者は、アスナルコリャルのロス・フライレスとヘレナのコブレ・ラス・クルセスの再開計画を問題に挙げる。川の水質や生物多様性、漁業・農業などへの影響を懸念し、排水に関する許認可の予防的な停止、新たな鉱業許可の一時凍結、独立した科学者・研究者による評価委員会の設置を要求している。
これらはデモを呼び掛ける側の要求と懸念である。今回の告知をもって、行政が許可を取り消した、鉱山の操業が停止した、あるいは特定の食品に危険が確認されたと受け取ることはできない。排水計画への反対という抗議の趣旨と、個別の環境影響や行政判断は分けて読む必要がある。
日本の読者への解説
セビージャ中心部を訪れる人は、17日正午の集合場所と行進の目的地を把握しておきたい。この記事で確認した告知はデモの計画で、交通規制やバスの運休一覧ではない。移動時は交通機関の案内も別途確認しよう。参加者数や終了後の状況は、開催後の発表・報道で確かめることになる。
(出典:グリーンピース、FACUA、IUサンルーカル、ラ・ボス・デル・スル)













