マドリード〜バルセロナの高速鉄道で10月12日に火災を起こし、サラゴサ県リクラの線路上に残っていたRenfeのAVEについて、同社は17日、最後の残骸の撤去作業がすべて終わったと明らかにした。エウロパ・プレスが同社への取材で報じた。ただし、撤去完了と通常運行への復帰は別だ。線路などを管理するAdifによる設備への対応が必要で、17日の報道時点では単線運転と運行制限が続いている。

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車両撤去から、設備の確認・復旧へ

火災が起きたのは、マドリード・プエルタ・デ・アトーチャからフィゲラスへ向かっていたAVEの後部運転室。事故後、AdifはRenfe、Iryo、Ouigoの各社に運行の組み直しを求め、一部の列車が運休した。

Renfeはエウロパ・プレスに対し、残骸の撤去後はAdifが影響を受けた設備に対応し、いつ運行を正常化できるかを判断する必要があると説明した。車両を取り除いたという発表だけで、元の本数や所要時間に戻ったとは判断できない。

エル・パイスは17日夕の署名記事で撤去完了を報道し、運輸省提供の、線路上の車両がなくなった現場写真も掲載した。同紙によると、最後に残った後部の動力車は金曜から土曜にかけての未明に処理された。撤去によって、Adifが架線の状態を点検できる段階に進んだという。

複線復帰の見通しと、列車ごとの案内を区別

Renfeが14日に出した公式説明では、リクラ〜プラセンシア・デ・ハロン間の単線運転が線路の容量を減らし、所要時間を延ばしているとしていた。残存車両の撤去は、路線の営業運転を維持しながら進める必要があり、技術的にも難しい作業だと説明していた。

エル・パイスの17日報道でも、同区間は引き続き単線運転とされる。今後の通常運行への復帰を決めるのは、撤去作業の終了日だけではなく、設備の確認と必要な復旧の進み具合だ。

エウロパ・プレスによると、Adifのカタルーニャ担当報道官アントニオ・カルモナ氏は14日、翌週初めの複線運転再開を見込んでいた。これは当時の見通しであり、17日に再開済みと発表されたという意味ではない。利用予定の列車については、運行会社からの変更通知と最新の時刻を確認したい。

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日本の読者への解説

今回の続報の要点は、線路をふさいでいた車両の撤去が終わり、設備側の復旧が次の焦点になったことだ。Renfeは14日の説明で、影響を受ける利用者に列車ごとの変更を個別通知するとしていた。旅行日程を組む際は、路線が動いていることと、自分が予約した便が予定どおり走ることを分けて確認する必要がある。

関連記事:10月12日のAVE火災と一部運転再開

(出典:エウロパ・プレス、エル・パイス、Renfe)

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