マドリードで10月16日夕、公立学校の無期限ストに伴う行進があり、政府代表部の推計で3万5,000人が参加した。14日に始まったストは3日目。教員や学生らはアトーチャからプエルタ・デル・ソルへ向かい、州政府に交渉を求めた。要求は授業担当時間の短縮、1学級の人数削減、賃上げなど。州教育担当相は同日、要求の一部を受け入れ困難と評しており、労使の隔たりが続いている。

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午後6時に出発、学生や家族も参加

欧州通信とエル・パイスによると、行進は現地時間午後6時にアトーチャを出発。エル・パイスの現地取材では学生の集団や幼児教育の職員、子ども連れの家族も加わった。参加者は公教育の質の改善を訴え、州政府の教育政策に抗議した。

3万5,000人という人数は、欧州通信、EFE、エル・パイスの報道で一致する。欧州通信とエル・パイスは政府代表部の推計と明記している。一方、主催者側の推計はEFEが6万人、欧州通信が7万〜10万人と伝え、報道に差がある。人数は各機関の推計であり、確定した実数としては扱えない。

授業担当時間と学級人数、給与を争点に

欧州通信によると、労組側は週の授業担当時間を中等教育・職業教育で17コマ、初等教育で22コマに減らし、学級当たりの児童・生徒数を抑えるよう要求している。進路指導や多様な教育ニーズに対応する人員の増強も求めた。

同通信は、月600ユーロの賃上げなども要求に含まれると報道。これは労組側の要求額で、決定済みの給与改定ではない。STEM労組の代表は行進の出発時、州側にスト委員会との交渉を求め、現在の対応が続けば教育担当相の辞任も要求すると述べた。

欧州通信が伝える要求には、給与の均衡化や特別支援教育での危険手当も含まれる。教室の人数や担当授業の負担だけでなく、人員配置と待遇をあわせて改善するよう求める内容だ。

メルセデス・サルサレホ州教育担当相は16日のオンダ・マドリードのインタビューで、要求の一部を受け入れ困難と評し、既存の労使協約は履行されていると主張した。一方、主催側は、州が教員との交渉に応じるまでストを続ける姿勢を示している。

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日本の読者への解説

今回の3万5,000人は街頭行進への参加者数で、学校でストに参加した教員の人数や割合ではない。学生や家族も歩いており、行進の規模から休校数や授業への影響を割り出すことはできない。また、欧州通信は公教育の大学以外を対象とするストと、大学関係の団体による行進への合流を区別している。CSIF労組も別にストや抗議行動を組んでおり、すべてを一つの呼びかけとして読むと、対象や実施日を取り違えるおそれがある。

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出典:欧州通信、EFE(ABC Color掲載)、エル・パイス、オンダ・マドリード(テレマドリード掲載)。

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