スペインのカルロス3世保健研究所(ISCIII)の死亡監視システム「MoMo」は、2026年の夏(5月15日〜9月30日)に暑さに起因して亡くなった人を5,807人と推計した。EFE通信などが10月13日に伝えた。過去10年で最も多く、2025年の3,832人より5割余り多い。EFE通信などによると、亡くなった人の97%は65歳以上で、月別では8月の2,162人が最も多かった。MoMoのチームは、近年で最も暑い夏に熱波が繰り返し、干ばつや大規模な山火事、地中海の海洋熱波も重なった「例外的な気候」の中で起きたとしている。この数字は、死亡診断書で熱中症と認められた人を数えたものではなく、死亡と気温の関係から統計的に推計したものだ。

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スペインの通信、出発前に解決
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8月が最多、85歳以上が6割

EFE通信などによると、月別では5月後半が123人、6月が938人、7月が2,026人、8月が2,162人、9月が559人だった。亡くなった人の97%は65歳以上で、62%は85歳以上。女性が3,486人、男性が2,321人で、女性が6割を占めた。地域別では、暑さに起因する死亡率は半島の北部と北東部で最も高かった。

当サイトは9月に、5月15日から8月31日までの推計として5,232人と伝えていた。今回の集計では9月の559人が加わり、8月などの数字も見直された。8月は暫定値の2,147人から2,162人になった。EFE通信は、計画の期間を通した最終的な数字として伝えている。ただし推計は後から見直されることがある。

熱波が相次ぎ、干ばつと山火事も

MoMoのチームによると、この夏はスペインの近年で最も暑かった。気象庁(AEMET)の9月9日の発表によると、1961年の統計開始以来最も暑い夏(6〜8月)で、熱波は半島とバレアレス諸島で4回(6月20〜27日、7月2〜24日、7月28日〜8月20日、9月2〜7日〈暫定〉)、カナリア諸島で1回あった。半島とバレアレス諸島の熱波の日数は計61日で、過去最多だった。長引く干ばつ、大規模な山火事、西地中海の強い海洋熱波も重なった。

MoMoは、ISCIIIの国立疫学センターのチームが調整し、日々の死亡数と気温の関係から、気温に起因する死亡を統計的に推計している。今回の数字は、高温による健康への影響を防ぐ国の計画が動く5月15日から9月30日までの合計だ。

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日本の読者への解説

MoMoの数字は統計的な推計で、日本で報じられる熱中症の死者数とは数え方が違うため、そのまま比べることはできない。スペインでは、暑さに起因する死亡の大半を高齢者が占めている。熱中症の症状の見分け方や、112番への通報の仕方は熱中症の完全ガイドにまとめている。

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