スペインのナショナル・デーの10月12日(月)朝、マドリードで軍事パレードが始まる前に、軍の隊員2人がそれぞれ恋人にプロポーズし、2人とも承諾された。1人は緊急事態に出動する軍の緊急部隊(UME)の隊員で、もう1人は、スペインのメディアによると空軍・宇宙軍の隊員だった。国防省は公式のXアカウントで、現地時間9時56分に1件目の動画を投稿し、「『はい』と言ってくれた!」「ナショナル・デーは毎年特別だが、今日はこのカップルにとって忘れられない日になるだろう」と祝福した。10時28分には2件目の動画と写真も投稿した。式典は11時に始まり、参加の規模は軍や治安部隊などの4,380人、航空機82機と発表されていた(パレードの記事)。
作業服の隊員がひざまずいて
1件目は9時50分ごろ、パレードの出発地点のカルロス5世ロータリー(アトーチャ)の近くであった。UMEの作業服とベレー帽姿の隊員が、部隊の仲間に囲まれてひざまずき、恋人に婚約指輪をはめた。恋人は涙ぐみながら承諾した。その後、仲間からは「キスを」とはやす声も上がり、2人はキスを交わした。国防省が投稿した動画は約39秒で、「おめでとう、お二人。末永くお幸せに」と添えた。
約30分後に2件目の投稿
国防省は約30分後の2件目の投稿で、「一つの結婚式から次の結婚式が生まれる、と言われるとおり、今日は2件目のプロポーズに立ち会う光栄に恵まれた」と書き、仲間が大喜びするなかで婚約を決めたもう1組のカップルを祝った。スペインのメディアによると、空軍・宇宙軍の隊員が恋人に結婚を申し込み、承諾を得て2人は抱き合った。
2023年にも
パレードの前のプロポーズは、2023年の10月12日にもあった。このときは空軍の隊員がひざまずいて指輪を差し出し、仲間が「はいと言って」と声をかけるなかで、2人はキスを交わした。この様子は、軍の統合参謀本部がSNSで紹介していた。
日本の読者への解説
10月12日はスペインのナショナル・デーで、毎年マドリードで軍事パレードが行われる。今年のパレードは、カルロス5世ロータリーからプラド通りとレコレトス通りを経てコロン広場まで進み、国王夫妻とレオノール王女、ソフィア王女も出席した。UMEは、山火事や洪水などの災害のときに出動する軍の部隊だ。今年のパレードは11月29日の総選挙を前に行われ、サンチェス首相に罵声が飛ぶ一幕もあったが、2組のカップルにとっては忘れられない朝になった。













