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スペイン旅行のデータ通信手段として定番になった「トラベルeSIM」。その二大勢力が、世界200以上の国と地域をカバーする最大手 Airalo(エラロ) と、NordVPNを擁するNord Securityが手がける Saily(セイリー) だ。結論を先に言えば、スペイン1カ国だけの短期旅行で価格重視ならSaily、ヨーロッパ周遊・長期滞在・当サイト限定クーポン(新規15%オフ)を使うならAiraloが有利になる。本記事では、スペイン在住の視点から両者の料金表・通信品質・アプリの使い勝手・サポート体制を具体的な数字で比較し、旅行スタイル別に「どちらを選ぶべきか」の答えを提示する。なお両社ともスペイン向けプランはデータ通信専用(電話番号なし)で、5G対応、eKYC(本人確認)不要、QRコード読み込みだけで開通する点は共通だ。

そもそもトラベルeSIMとは ─ SIM差し替え時代の終わり

eSIMは、スマートフォンに内蔵された書き換え可能なSIMのことだ。物理SIMカードの差し替えが不要で、出発前に日本の自宅でアプリから購入し、QRコードを読み込んでおけば、バラハス空港やエル・プラット空港に着陸した瞬間から現地回線でデータ通信が使える。空港のSIM売り場に並ぶ必要も、ホテルのWi-Fiだけを頼りに街を歩く必要もない。

iPhoneならXS以降、AndroidならGoogle Pixel 3以降・Galaxy S20以降など、ここ数年の主要機種はほぼeSIM対応している。ただし日本のキャリアで購入した端末は「SIMロック解除済み」であることが前提なので、出発前に設定画面で確認しておきたい。

この市場で世界的な知名度を持つのがAiraloとSailyだ。Airaloは2019年創業のeSIM専業パイオニアで、対応国数・プラン数ともに業界最大級。一方のSailyは、VPN大手NordVPNやパスワード管理のNordPassを展開するNord Security社が2024年に立ち上げた新興勢力で、価格の安さとアプリに組み込まれたセキュリティ機能を武器に急速にシェアを伸ばしている。

料金比較 ─ スペイン単国プランはSailyが一段安い

まず、スペイン1カ国向けプランの記事執筆時点の価格(米ドル建て)を並べる。両社ともアプリ内表示はドルで、為替により日本円換算は変動する。

Sailyのスペイン向け主要プラン

  • 1GB・7日間 ─ 3.99ドル(約590円)
  • 3GB・30日間 ─ 6.99ドル
  • 5GB・30日間 ─ 9.99ドル
  • 10GB・30日間 ─ 15.99ドル
  • 20GB・30日間 ─ 22.99ドル
  • 実質無制限(高速5GB/日)・10日間 ─ 34.99ドル
  • 実質無制限(高速5GB/日)・30日間 ─ 71.99ドル

Airaloのスペイン向け主要プラン(Guay Mobile/EUconnect)

  • 1GB・3日間(EUconnect)─ 4.00ドル
  • 3GB・7日間 ─ 6.00ドル
  • 5GB・30日間 ─ 9.00ドル
  • 10GB・30日間(EUconnect)─ 24.00ドル
  • 50GB・30日間 ─ 39.00ドル

中容量帯(3〜5GB)はほぼ互角だが、10GB帯はSailyの15.99ドルに対しAiraloのEUconnectが24.00ドルと差が開く。20GB前後で比べてもSailyの22.99ドルは強く、「価格だけ」で見ればSailyに軍配が上がる。一方でAiraloは50GB・30日間39.00ドルという大容量の選択肢や、90日・180日といった長期プラン(ヨーロッパ広域のEurolinkで100GB・180日185ドルなど)を持っており、長期滞在や大容量ニーズではAiraloにしかない選択肢がある。

なお両社の「無制限プラン」はいずれも真の無制限ではない。Sailyは1日5GB、Airaloは1日3GBの高速通信を超えると約1Mbpsに制限される。地図・SNS・メッセージ程度なら制限後も使えるが、動画視聴はつらい速度だ。この「実質無制限」のカラクリは広告の見出しだけでは分からないので注意したい。

当サイト限定のAiraloクーポンで価格差は逆転する

ここで効いてくるのが、当サイトが読者向けに持っているAiralo専用クーポンだ。新規ユーザーはコード「SPAINPRESS」で15%オフ、既存ユーザーを含む全員がコード「SPAINPRESS10」で10%オフになる。たとえば5GB・30日間9.00ドルのプランは新規なら7.65ドルとなり、Sailyの9.99ドルを下回る。初めてeSIMを使う人に限って言えば、クーポン適用後のAiraloが実質最安になるケースが多い。購入は こちらのリンク(新規15%オフ) または 全員10%オフのリンク からどうぞ。

通信品質と対応エリア ─ 体感差はほぼなし、5G対応も互角

スペイン国内では、両社ともMovistar・Orange・Vodafoneといった現地大手キャリアの回線をローミングで利用する。2026年の第三者比較テストでは、4G環境でSailyが25〜55Mbps、Airaloが20〜60Mbpsと報告されており、地図アプリ・動画視聴・ビデオ通話のいずれでも体感差はほぼない。5G電波を掴めばどちらも100Mbps超が出る。マドリードやバルセロナの都市部はもちろん、アンダルシアの地方都市や巡礼路沿いでも、現地大手回線に乗る以上、日本の格安SIMより快適なことすらある。

対応国数は両社とも200以上でほぼ互角。細かく見るとAiraloはヨーロッパ・中南米・アフリカの網羅性で勝り、Sailyは中東・北アフリカ・カリブ海で強い。スペインからモロッコへ足を延ばす旅程(タンジェ日帰りなど)を組んでいる人は、両社とも対応しているので周遊プランの対応国リストを購入前に確認しておくといい。

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アプリと付加機能 ─ セキュリティのSaily、実績と拡張性のAiralo

Sailyの最大の個性は、eSIMアプリにNord Security製のセキュリティ機能が標準で組み込まれていることだ。仮想ロケーション機能、広告ブロック、悪意あるサイトのブロックがeSIMの通信にそのまま乗る。ホテルやカフェの公衆Wi-Fiを使う機会が多い旅行者にとって、VPNアプリを別途契約せずに一定の保護が得られるのは実用的なメリットだ。アプリの設計も新しく、購入から開通までの導線は迷いにくい。

一方のAiraloは、7年近い運営実績と圧倒的なユーザー数からくる安心感が強みだ。日本語対応のアプリとサポート、残量確認やトップアップ(追加チャージ)のしやすさ、そして周遊プラン(ヨーロッパ42カ国のEurolinkなど)から長期プランまでの品揃えの広さは業界随一。困ったときに日本語の解決情報がウェブ上に大量にあるのも、初心者には見逃せないポイントだ。

ケース別の結論 ─ あなたはどっち?

  • スペイン1カ国・1〜2週間の初めての旅行 → クーポン「SPAINPRESS」で15%オフになるAiralo。設定情報の多さも初心者向き
  • とにかく安く、アプリはシンプルがいい → Saily。特に10GB・20GBの中大容量帯は正規価格で最安クラス
  • 公衆Wi-Fiのセキュリティも気になる → Saily。広告ブロック+危険サイトブロックが追加料金なしで付く
  • ヨーロッパ数カ国を周遊する → Airalo。Eurolinkの42カ国カバーと容量の選択肢はSailyの周遊プランより厚い
  • 1カ月超の長期滞在・留学の初期回線 → Airalo。90日・180日プランは現地SIM契約までのつなぎに最適

どちらを選んでも「空港到着後すぐ使える」「日本のSIMを抜かずに済む」というeSIMの本質的な便利さは同じだ。両方のアプリを入れておき、旅程ごとに安い方を買う「使い分け派」も実際には多い。

購入から開通までの3ステップ

手順は両社ともほぼ同じで、所要10分程度だ。

  • ①出発前に購入 ─ アプリまたはウェブで行き先「スペイン」を選び、容量と日数を選んで決済。Airaloならクーポンコード欄に「SPAINPRESS」(新規)または「SPAINPRESS10」を忘れずに
  • ②eSIMをインストール ─ 表示されるQRコードを読み込むか、アプリの指示に従ってワンタップでインストール。この作業はWi-Fi環境のある日本の自宅で済ませておくのが鉄則
  • ③現地到着後に有効化 ─ データローミングをオンにし、回線をeSIMに切り替えるだけ。Sailyはスペイン到着を検知して自動有効化される

注意点はプランの有効期限の起算だ。多くのプランは「インストール時」ではなく「現地ネットワークに初接続した時」からカウントが始まるが、プランによって仕様が異なるので、購入画面の記載を確認してほしい。

日本の読者への解説

日本の大手キャリアの海外ローミング(1日980〜1,980円程度)と比べると、eSIMのコスト差は歴然だ。2週間のスペイン旅行でキャリアローミングを使えば1万4,000円前後かかるところ、eSIMなら5GBで1,500円弱。ahamoのように追加料金なしで海外ローミングが使えるプランもあるが、15日を超える滞在で速度制限がかかるなど条件があり、長めの旅程ではeSIMとの併用が現実解になる。

また、日本で予約や認証に使っているSMS(銀行のワンタイムパスワードなど)は、物理SIMを抜かずにeSIMを追加する「デュアルSIM運用」ならスペイン滞在中も受信できる。日本の番号は生かしたまま、データ通信だけを現地eSIMに流す設定(モバイル通信の切り替え)を出発前に一度試しておくと、現地で慌てずに済む。スペイン旅行の準備全般は、在住者が書いた完全準備チェックリストも併せて参考にしてほしい。

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