スペインでも新型コロナウイルス武漢肺炎のよる感染拡大が危惧されているなか、保健省保健緊急警報調整局フェルナンド・シモン局長は11日記者会見を開き、スペイン国内でのコロナウイルス感染者の数が363人増加し、累計で2,002人となったことを発表した。
この内、死亡者数は47、また136人が回復、退院しているとのこと。 また、感染者のうち約50%はマドリード州に集中、死亡者も66%がマドリード。
ただ、シモン局長によると、コロナウィルス感染者拡大によるマドリード州封鎖は現在議題に上がっていないとのことだが、一部報道によると、ペドロ・サンチェス首相は、閉鎖も視野に入れた協議を行うことを示唆している。(追記 マドリード閉鎖報道はフェイクニュースと州知事が言明) また、シモン局長は、他の自治州への移動を自粛するよう呼びかけている。
また、昨日夜に延期が決定したバレンシア州の伝統行事「火祭り」などの影響により、バレンシア州では、コロナウイルスによる経済的損失は約7億ユーロと見積もっていると、シャモ・プッチ州知事は明かした。