1-O 年間 止まらない大手企業の流出 ラ・カイシャもバレンシアへ本社移転

カタルーニャ州内大手銀行のラ・カイシャ銀行がサバデイ銀行に続いてバレンシア州に本社を移転することが分かった。 これで、州内に存在する大手銀行2社のうちすべてが州外に移転することになった。



州内大手銀行の一角であるラ・カイシャ銀行は6日、特別役員会議を開催、現在のバルセロナディアゴナル大通りにあるネグロトーレス(本社ビルが黒いことからのあだ名)からバレンシア市ピントール・ソロジャ(calle Pintor Sorolla)2-4に本社を移転することを決定したことを証券取引委員会(CNMV)に申請した。

同銀行の発表によると、現在所有している顧客のニーズを鑑みて、欧州中央銀行の定める「欧州連合に加盟している」ということの批准を継続するため。 

現在カタルーニャ州では独立に向けた運動が高まっており、来週中にも州政府は「一方的な独立宣言」を行う見通しであり、もし独立を行った場合カタルーニャは欧州連合、および国際連合から「自動的」に脱退することになり、欧州中央銀行の傘下にいられなくなる。 これによりユーロの取り扱いができなくなる可能性が出てきたため、少なくともそれを避けるために、州外に本社を移すことを決定した。

カイシャ・バンクはスペイン全土で1400万人の顧客を持つ地方銀行出身の銀行で、全国に約5千の支店を所有。 そのうち26%の1,300をカタルーニャ州に所有しており、ATMは全国に9,500か所所有している。 労働者は37,000人。



これにより、Gas Natural,Sabadell,Dogi,Naturhouse,Eurona,Oryzon,Proclinic,Service Pointなどの大手企業がカタルーニャ州を去った。

今後注目されるのは、国内ゼネコン大手Abertis,Cellnex、Colonialの移転問題。 Abertisに至っては、契約している銀行2行のラ・カイシャ、サバデイ銀行が州外に脱出したことから、本社の移転も秒読みとみられている。

あわせて読みたい

コメントを残す