豪雨で運休していたバレンシアの近郊鉄道セルカニアスC1線とC2線が、10月19日夕方に運転を再開した。Renfeの発表を伝えたEuropa Pressによると、C2線はバレンシア北駅発シャティバ行きの18時30分、C1線はガンディア発バレンシア北駅行きの18時43分の列車から再開した(時刻は現地時間)。線路管理者Adifも両線の運転再開を案内した。18日からの豪雨に伴う運休の続報で、バレンシアと南部を結ぶ移動手段が戻った。
点検を終えて再開、初列車の時刻は路線ごとに異なる
C1線はバレンシアとガンディア、C2線はバレンシアとシャティバ、モイシェントを結ぶ。Renfeの説明では、Adifが点検用列車で鉄道設備を調べ、安全に運行できる条件を確認したうえで再開した。
会社の発表は全体の再開時刻を18時30分としているが、C1線の初列車は18時43分だった。「両線のすべての列車が18時30分に一斉再開した」という意味ではない。また、Adifの案内は両線の運転再開を確認するもので、各列車の実際の到着時刻や遅延の有無を保証する内容ではない。
Renfeは運行状況の確認先として、電話900 41 00 41、912 320 320や、セルカニアス・バレンシアのWhatsApp案内を挙げている。駅の係員にも確認できる。問い合わせる際は、利用する路線と発着駅を区別したい。
長距離・中距離列車も回復、利用便の確認を
Renfeによると、バレンシアとアリカンテの間で影響を受けていた、バレンシア州とカタルーニャを結ぶ長距離列車の運行も回復した。バレンシア―アリカンテ―ムルシア、バレンシア―アルバセテの中距離列車も通常の運行に戻ると説明している。今回の案内は鉄道サービスの再開に関するもので、豪雨被害を受けた道路や市街地の復旧状況まで一括して示すものではない。
利用予定の便はRenfeのウェブサイトや駅係員など、会社が案内する窓口で最新状況を確認したい。本紙が先に伝えたシヤ―ガンディア間などの運休記事は、18日夜から19日未明の状況を記録したもの。今回の記事は19日夕方に確認された再開の続報となる。
日本の読者への解説
セルカニアスは都市と周辺を結ぶ近郊鉄道の名称。ここでのC1・C2はバレンシア地区の路線であり、ほかの都市の同じ番号の路線とは別だ。旅程を組み直す際は路線名に加え、出発駅・行き先・乗る列車を照合したい。再開の発表と、個別の便が予定どおり走るかは分けて確認すると、古い運休情報との取り違えを避けやすい。













