バルセロナ市議会与党(BComú)は23日、市内中心街26地区に対し、短期宿泊用ピソ(バケーションレンタル・アパートメント)の全廃の意向を発表したことが分かった。
今回の法案の内容では、シウタット・ベヤ、アシャンプラ、モンジュイック、グラシア、サン・マルティ地区などで、地元市民がアパートメントを賃貸している場合、他のアパートメントはAirBNB等を通じて旅行者用にバケーションレンタルできなくするというもの。
BComúのジャネット・サンツ議員は記者会見で、「これらの地区でバケーションレンタルしているものは、保証金無しで今すぐに禁止するべき」「これらの地区は、住民が安心して生活できるよう適宜コントロールしなければならない。」などと語っていた。 バルセロナ市中心部では、旅行者用のアパートメントが乱立し、賃貸価格が高騰、在住者の財布を圧迫している状況が続いている。