マドリード中心部のソル駅で10月16日、地下鉄1・2・3号線の停車と駅での乗り換えが停止した。Radio Madridが報じ、州交通当局も緊急清掃のための一時閉鎖を案内している。同局の16日付報道時点で、再開時刻は示されていない。一方、同じソル駅のRenfe近郊列車セルカニアスは営業を続ける。中心部へ出かける旅行者は、地下鉄と近郊列車の利用可否を分けて確認する必要がある。

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地下鉄は通過、交通カード窓口も休止

マドリード州交通連合(CRTM)の16日付発表によると、ソルで交わる地下鉄3路線はいずれも駅に停車せず、利用者には近隣の別の駅を使うよう求めている。これはソル駅の閉鎖であり、3路線全体の運休を発表したものではない。Radio Madridも、1・2・3号線の列車が停車せず、駅での相互乗り換えもできないと伝えた。

CRTMは、駅にある交通カードの手続き窓口も閉鎖し、手続きが必要な人はほかの窓口を利用するよう案内している。ソルを到着駅や乗り換え駅にした経路は、出発前に組み直しておきたい。徒歩での迂回時間や混雑の程度は、この発表では示されていない。

再開は清掃と衛生状態の確認後

閉鎖理由についてCRTMは、周辺の有機性廃棄物の蓄積に伴ってアンモニアが検出され、緊急の清掃が必要になったと説明。地下鉄会社の労働安全衛生部門の要請を受けた予防的措置としている。同部門は、必要な対応を実施し衛生条件の回復が確認されるまで、駅でのサービスに加え通常の作業も止めるよう求めたという。職員と利用者双方の安全・衛生の確保が目的だとしている。これは当局の説明であり、利用者への健康影響を独自に確認したものではない。

同発表では、広場の地表にある格子から専門の作業機材を通気用の縦坑へ入れる必要があり、清掃を実施して職員・利用者の衛生条件を確認するまで閉鎖を続けるとしている。Radio Madridは地下鉄会社への確認として、閉鎖がどの程度続くかは分からないと報じた。日付を決めた再開予定として受け取らないようにしたい。

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日本の読者への解説

同じ駅名でも、今回閉鎖された地下鉄とRenfeのセルカニアスでは案内が異なる。CRTMはセルカニアスのソル駅を開けておくと明記している。Radio Madridによると、セルカニアス側は自社施設では衛生上の問題を確認していないと説明し、近郊列車は通常通りソルに停車するとしている。ただし、近郊列車が利用できることは地下鉄への乗り換えができるという意味ではない。駅名だけを見て判断せず、乗る交通機関の運行案内と現地の誘導を確認したい。

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(出典:マドリード州交通連合16日付発表・運行情報、Radio Madrid16日付報道)

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