マドリードのソローリャ美術館は2026年10月15日から、新しい増築棟を無料で一般公開する。入口はスルバノ通り68番地で、開幕展は2027年1月10日までの予定。見学できるのは増築棟で、画家の旧宅は改修のため閉鎖が続く。個人の入場券は見学当日に窓口で受け取り、オンライン入場券のサービスは現在利用できない。
文化省が14日に発表し、RTVEとア・プントも増築棟の公開と旧宅の閉鎖継続を報じた。同館は2024年10月から増築・改修のため休館しており、今回は第1段階の完了に伴う公開となる。旧宅の全面改修と庭園の修復は、次の段階で進める。
新しい展示室で、画家の家の変遷をたどる
開幕展は「芸術家の家の裏側へ――ソローリャ美術館の建築(1905〜2026年)」。美術館と同館の財団が企画し、コバドンガ・ブラスコ・ベガンソネス氏がキュレーターを務める。絵画、素描、写真、設計図、手紙などを通じ、画家が構想した住まいとアトリエが、現在の美術館へ変わってきた過程を紹介する。
展示の出発点は、ソローリャがアトリエに設け、後にふさがれた大きな窓だ。そこから住宅の計画へさかのぼり、家族の暮らし、制作、来客を迎える場をどう組み合わせたかを見せる。設計図や往復書簡に加え、建築模型も使って建物の変化をたどる構成となっている。
文化省によると、ニエト・ソベハノ建築事務所が設計した増築部分は2,000平方メートル超。企画展示のための四つの空間、80人収容の講堂、収蔵庫、修復工房などを備える。新しい中庭や天窓から自然光を取り込み、画家の住まいとアトリエの特徴を現代の建築に取り入れた。
無料券は当日窓口で、月曜は休館
美術館の現行案内では、火〜土曜は9時30分〜20時、日曜・祝日は10〜15時で、月曜は休館。最後の見学は閉館45分前までに始めるよう案内している。これは見学開始の目安で、閉館間際に十分な時間を取れるとは考えずに予定を組みたい。年末年始などには別の休館日もある。
入場無料と、個別の有料サービスは分けて確認したい。公式案内には英語・スペイン語の音声ガイドを購入できる旨があり、財団が提供する個人向け専門ガイド見学も別料金だ。通常の個人入場については、現在は来館当日に窓口で券を取得する方式とされている。
日本の読者への解説
今回の訪問では、旧宅や庭園を含む全面再開と混同しないことが大切だ。新しい展示空間で建物の歴史を知る企画として予定に入れ、出発前に公式案内で開館日と入場方法を確認したい。マドリードでほかの無料企画を探すなら、18日までの文化財イベント「マドリード・オトラ・ミラーダ」も別途紹介している。
(出典:スペイン文化省・ソローリャ美術館、マドリード市公式観光サイト、RTVE、ア・プント、エウロパ・プレス)













