カタルーニャ州 夜間外出禁止令発令中 王室を侮辱したなどの罪で9か月の禁固刑を言い渡されたスペイン人ラッパー 証人を脅迫した罪で2年半と2,400ユーロの実刑判決

王室をSNS等を介して侮辱したなどの罪で9か月の禁固刑で収監されているスペイン人ラッパーのパブロ・リバドゥヤ・ドゥロ(通称パブロ・ハセル)に対し、カタルーニャ州リェイダ県地方裁判所は18日、裁判の証人に対し脅迫した罪で2年半と2,400ユーロの実刑判決を下したことが分かった。

これは、裁判が行われいたリェイダ県地方裁判所のカフェテリアで、証言する予定であった同県地方警察の警官に対し、”Tú eres amigo de los urbanos? ¡Has visto lo que has hecho!”,等と声をかけ、証人に対し蹴るなどの暴行を「加える素振り」を見せながら、”te mataré, hijo de puta, ya te cogeré”と生命の危険を脅かす脅迫を叫んだとのこと。

これにより、同地方裁判所はパブロに対し司法妨害罪(1年9か月)と脅迫罪(9か月)を適用、実刑判決を下した。

パブロ被告はこの後上告を行うことができるが、他の余罪などを含めると現在6年半の禁固刑となる。

パブロ・ハセルは全国管区裁判所(最高裁判所と同等)から下された9か月の禁固刑を免れるために今週月曜日からリェイダ県の大学に立て籠もっていたが、火曜日朝にモススダエスクアドロ自治州警察により逮捕拘束された。

この逮捕に対し現在スペインでは「表現の自由を奪うもの」としてカタルーニャ州を中心としてマドリッドなどにも抗議活動が飛び火。 デモ隊の一部が暴徒化してゴミコンテナーを燃やしたり、商店の窓ガラスを割ったりするなどしている。 火曜日と水曜日の二日間にわたりデモ抗議が続いており、カタルーニャ州だけで17日夜のデモ抗議で33人が逮捕、12人が怪我、135個のゴミコンテナーと9台の車が燃やされた。 マドリッドでは19人が逮捕、警察を含む55人が怪我(そのうち35人が警戒)を負った。

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