地元メディアの報道によると、20日からカタルーニャ州で開始された薬局でのマスク無料配布で、多くの人が一度に無料配布を求めたため、販売システムがダウンし、無料マスクのほか、薬を販売できなくなったことが分かった。
カタルーニャ州政府は全体で1400万枚のマスクを配布すると決定、まず140万枚が本日より1週間薬局で配布されることになった。
無料マスクを受け取るには、保険証(Targeta de sanidad)の提示が求められ、州政府厚生省のデータベースと照合される。 しかしながら、一時間に約10万枚と、一度に多くの市民がマスクを求めたため、販売システムがダウンし、無料マスクのほか、薬などが販売できなくなってしまった。
現在システム復旧を行っており、復旧が何時になるかは明らかになっていない。 そのため、薬局は復旧するまで店の外で待つのではなく、自宅で待機するようSNSなどで呼び掛けた。
カタルーニャ州内の薬局は約3,227件。 最初の140万枚が配られたため、1件につき約450枚が配られている。
また、カタルーニャ州薬学会(FEFAC)アントニ・トーレス会長は、「マスクの使用時間は2時間から4時間であるが、市場にマスクが出まわっていないことを考えると、マスクは再利用できる(するべき)」と発言。 再利用する際は、プラスチックの袋ではなく、紙の封筒などに保管するよう要請、3日から4日間再利用できると報道された。 これは、報道によると、プラスチック上ではウイルスは3日間生き延びるが、紙の上であれば数時間で死滅するからだとのこと。