スペイン非常警戒体制発令1日目、スペイン中央政府保健省サルバドール・イージャ保健相は15日、国内の全ての民間医療施設が保健省の管理下となると発表した。
発表された対策では、民間医療施設全ては各自治州政府の保健省の指示に従い、衛生の目的のためそのスペースを確保し、診断、入院等を行う。 研修医の雇用延長、現在行っている研修医の研修プログラムを中断し、医療サービスの補強に回すことや、海外で取得した研修医の資格をスペイン国内で使用できるよう申請中であっても研修医を雇用することができるなど、人的資源の拡充を目指す。
この他、医療機器を製造、保有する企業等は48時間以内にその在庫をスペイン保健省に開示、国内のマスク、PCRキット、手袋、水溶性アルコール、扇風機、防護服などの数量を把握する。 更に、医療機器製造メーカーは同じく48時間以内に、それらの製造能力を明らかにしなければならない。
在庫確認および製造能力確認に関しイージャ保健相は、「必要に迫られた場合の措置」と表明し、これらを直ちに接収するわけではないとのこと。
これらの措置は今晩の間に官報として発行される。