スペイン日産イベリカ ソナ・フランカ工場(バルセロナ)EV車の生産台数240%増

地元メディアによると、バルセロナ郊外にあるスペイン日産イベリカのソナ・フランカ工場における電気自動車生産台数が今年五月までに240%増加していることが分かり、過去最高となった。

ソナ・フランカ工場で生産されているe-NV200は、2018年に6千台を生産しており、これは2017年と比較して50%増加していた。 しかし今年5月までに、同工場での生産台数が5,300台に達しており、昨年同時期比で240%の増加となった。

現在スペイン国内における電気自動車の4台に1台が日産車であり、特にEVバンでは2台に約1台はe-NV200となっている。

ソナ・フランカ工場生産ディレクターのナイアラ・ビジャヌエバ曰く「我々は2014年からe-NV200を25,000台以上生産してきた。」「より綺麗な、持続可能なエコシステム社会を形成するために日産イベリカを変革していく。」などと語った。

一方同工場では、労働者の賃金増加や度重なるストライキなどにより、世界的な競争力が低いと指摘されており、今年3月頃に600人の人員整理を行うと発表。 この内500人は早期退職者で、残りの100人は自主退職として募っている。

また、これに伴い塗装作業に対して合計7千万ユーロの設備投資を2022年までに行うと発表。 今年200万ユーロ、来年に3千万ユーロ、2022年までに3千800万ユーロを段階的に投資するとのことであるが、今のところ詳しい契約内容などは分かっていないとのこと。

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