バルセロナ・タクシー 無期限スト終了 タクシー通常運転へ

バルセロナのタクシー労働組合は24日早朝、無期限ストを終了することを発表した。

バルセロナのタクシーは先週18日金曜日からグランビア大通りなどを占拠し無期限ストに突入していた。

これは、VTC(運転手付き配車サービス:ハイヤー)を利用する乗客が、アプリなどを利用し車を呼び寄せる時、1時間後から乗車するようタクシー側が求めたのに対し、州政府側はこれを15分に決定。 これに抗議したタクシー組合(特にエリート・タクシー)が無期限ストに突入していた。

結果、23日までに州政府とバルセロナ圏交通局(AMB)、タクシー組合代表らが話し合いを続け、この「一時間」措置を州政府、AMBが承認した。

これを受けタクシー組合側は23日12時頃からスト続行を問う投票を実施すると発表したにもかかわらず、この「一時間」措置では不十分だという声が上がっていた。

この不満の声を受け、タクシー組合「エリートタクシー」会長で、この無期限スト実施責任者が「実施責任者」の任を健康上の理由で突如辞任(会長任は維持)。 一時タクシー運転手らは何が起こるか分からない、どうしたらいいのかわからないという状況に陥った。

結果として23日深夜(24日)スト続行の是非を問う投票が行われ、続行反対票2,508票、続行賛成票2,177票の僅差でストの終了が決定した。

現地取材によると、VTCのUberがカタルーニャ州から撤退するという報道は、タクシー組合側の軟化を誘うための情報戦であり、また、CABIFYがタクシー予約プラットフォームに統合するという情報は本当であるが、実際は、CABIFYはバルセロナ圏タクシーの大部分を買収する意向があるとのこと。

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